Linear Regression Slope Oscillator
Linear Regression Slope Oscillator
選んだ価格の並びに直線を当て、その傾きを1本の線で表示します。0との位置と傾きの変化を分けて、価格の流れを確認します。
0より上か下か → 傾きは増すか減るか → 価格で確認
例:−0.02 → −0.01 は、負のまま数値上昇。買い方向への転換が確定した意味ではありません。
位置を先に読む縦軸の0を基準に、線が正か負かを確認します。水色は固定色で、売買方向を色分けしていません。
0からの距離を比べる同じ銘柄・時間足・設定で比較します。正で0から遠ざかるか、負で0へ近づくかを区別します。
価格の節目を待つ0を横切っただけで注文せず、高値・安値と突破を確定足で確認します。
MT4・MT5の表示を確認する
価格チャート下の別ウィンドウで、水色の線を1本確認します。線は回帰の傾きを表し、縦軸は自動で変わります。固定の水準線は描かれません。0の位置は縦軸の数値で確認します。
画面を原寸で詳しく見る
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掲載例:EURUSD・1分足。お使いの銘柄、時間足、背景色、表示範囲によって画面は変わります。
30秒で分かる読み方
価格の水準ではなく、期間内の傾きを測る
選んだ適用価格を期間ぶん集め、最小二乗の直線の傾きを求めて100倍した値です。初期設定では終値14本を使います。実際の価格の線や、将来価格の予測線ではありません。
正:上向き / 負:下向き / 0:傾きが0
正のまま低下
上向きの傾きが緩んだ状態です。線が下がったという理由だけで、下落トレンドや売りを決めません。
負のまま上昇
下向きの傾きが緩んだ状態です。線が上がっただけで、上昇トレンドや買いを決めません。
0付近を往復
期間内の方向が定まりにくい候補です。価格も範囲内で往復しているかを確認します。0付近だけでレンジと確定しません。
価格で割って正規化していないため、銘柄の価格水準や時間足で大きさが変わります。角度の度数、pips、買われすぎ・売られすぎの水準としては読めません。
トレード判断に使う6つの場面
以下は、確定した足と実際の価格を組み合わせる使い方の例です。「指標 → 価格で確認 → 行動 → 当てはまらない条件」の順に読みます。
上向きの傾きに追随
- 指標
- 線が0より上にあり、正側で0から遠ざかる。
- 価格
- 安値を切り上げ、押し目内の高値を上抜けて確定。
- 検討
- 上昇再開を確認して買いを検討。
- 除外条件
- 線だけが上昇、価格の突破がない、押し目安値を割る。
下向きの傾きに追随
- 指標
- 線が0より下にあり、負側で0から遠ざかる。
- 価格
- 高値を切り下げ、戻り内の安値を下抜けて確定。
- 検討
- 下降再開を確認して売りを検討。
- 除外条件
- 正のまま線が低下しただけ、価格の下抜けがない。
0をまたぐ動きを点検
- 指標
- 線が負から正へ、または正から負へ移る。
- 価格
- 従来の高値・安値更新が崩れ、反対方向の節目を越える。
- 検討
- 方向転換の候補として価格の確認を待つ。
- 除外条件
- 0付近の小さな往復、ヒゲだけの突破、形成中の足だけの変化。
方向が定まらない
- 指標
- 線が0付近で往復する、または価格の方向と合わない。
- 価格
- 高値・安値が同じ範囲に収まり、一方向への更新が続かない。
- 検討
- 追随を待ち、範囲の上端・下端を観察。
- 除外条件
- 範囲を抜けたら再判断。0に近いことだけで逆張りしない。
符号と価格の流れを点検
- 指標
- 買いなら正、売りなら負を保つ。0への接近も確認。
- 価格
- 買いは押し目安値、売りは戻り高値を守り取引方向へ更新。
- 検討
- 価格の根拠が続く間は保有継続を検討。
- 除外条件
- 価格の損切り条件に達したのに、符号が変わらないことを理由に保有。
傾きの弱まりを価格と照合
- 指標
- 取引方向の値が0へ近づく、または反対側へ移る。
- 価格
- 目標到達、価格更新の失敗、事前の無効条件への到達。
- 検討
- 利益確定・縮小を検討。損切り条件では手仕舞い。
- 除外条件
- 線の弱まりだけで反転注文。損切りは0通過を待たない。
実際の判断手順
適用価格と期間をそろえる
Applied Price=0、Regression Period (bars)=14が初期値です。比較では銘柄・時間足もそろえます。
符号と変化を別々に読む
買いの例なら、線が正であることと、0から遠ざかることを分けて確認します。負のまま上向く線は、まだ上向きの傾きではありません。
価格の節目を確定足で確認
押し目高値越えや戻り安値割れを確認します。線の0通過だけでなく、価格の高値・安値が変わったかを見ます。
価格で出口を決めて注文する
損切りの節目と利確候補を決め、建てた後も価格更新と傾きの弱まりを点検します。
入る前に決めること
値は価格の傾きを100倍した量で、損切り幅ではありません。出口は価格の節目で決め、その距離と許容損失から取引量を調整します。
建てたあとの選び方
根拠が続けば保有継続を検討します。反対の兆候が出たら利益確定・縮小、事前の無効条件に達したら損切り・手仕舞いを検討します。線の傾きの変化と0との位置を分け、損切りは価格で決めた条件を優先します。
導入と同梱物の確認
| ファイル | 使う場所・用途 |
|---|---|
| MT4用インジケータ本体(.ex4) | 本製品のMT4用ファイルです。同梱された名前のまま使います。 |
| MT5用インジケータ本体(.ex5) | 本製品のMT5用ファイルです。MT4には読み込めません。 |
| ライセンスファイル(.lic) | 同梱されたファイル名のまま使用します。改名・編集しないでください。 |
| 本製品の取扱説明 | 表示の読み方、導入、設定、ライセンスの復旧手順を確認します。 |
圧縮されたファイル一式は先に展開してください。複数の本体が含まれる場合は、お使いの端末に合う1本を選びます。
端末のデータフォルダを開く
使用する MT4 / MT5 の「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。複数の端末がある場合は、実際に使う端末から開いてください。
本体とライセンスを分けて配置する
MT4:本体を MQL4 / Indicators、ライセンスを MQL4 / Files へ。MT5:本体を MQL5 / Indicators、ライセンスを MQL5 / Files へ置きます。Indicators の中に .lic を置かないでください。
ナビゲータからチャートへ載せる
ナビゲータのインジケータ一覧を更新し、本製品を使いたい銘柄・時間足のチャートに載せます。一覧へ出ない場合は端末を再起動してください。
表示とライセンスを確認する
端末が口座へ接続され、価格データが届いていることを確認します。表示までに新しい足が必要な場合があります。赤い3行が出たら第8章の手順で対処します。
設定項目
入力は2項目です。MT4・MT5とも同じ英語名で表示されます。
Applied Price
- 初期値
- 0(終値)
- 使い方
- 計算に使う価格の種類を数値で指定します。プルダウンの選択肢ではなく整数の入力欄です。両版とも下表の0〜6を使います。
Regression Period (bars)
- 初期値
- 14
- 使い方
- 回帰に使う足の本数です。通常の傾き比較には2以上の整数を使用し、まず初期値14で確認します。1では傾きを求める分母が0となり、値は0になります。
| Applied Price | 使う価格 |
|---|---|
| 0 | 終値 |
| 1 | 始値 |
| 2 | 高値 |
| 3 | 安値 |
| 4 | (高値+安値)÷2 |
| 5 | (高値+安値+終値)÷3 |
| 6 | (高値+安値+終値×2)÷4 |
最も古い側の Regression Period 本は描画対象外です。初期値では14本です。線色・太さの入力項目はなく、表示色は水色、線幅の指定は2です。
ライセンス表示と復旧
ライセンスが通らないときは、主チャート左上に赤い3行が出ます。理由に応じて対処し、載せ直して表示を確認します。
| 行 | 確認する内容 |
|---|---|
| 1行目 | 本製品の英語名:Linear Regression Slope Oscillator |
| 2行目 | 認証できない理由を表す英文 |
| 3行目 | 判定名と、製品が読み込むライセンスのファイル名 |
理由から対処を選ぶ
| 表示の意味 | 対処 |
|---|---|
| 有効期限切れ(reason: EXPIRED) | 有効期限を確認し、更新されたライセンスを用意します。 |
| 別製品のライセンス(reason: PRODUCT_NOT_LICENSED) | 本製品の利用権が含まれるライセンスを使用します。 |
| その他の認証エラー | 表示された理由を読み、同梱名のまま正しい場所へ配置したか、対象口座などの利用条件が合っているかを確認します。 |
理由の表示はこの表の例だけではありません。解決しない場合は、購入元が案内する窓口へ製品名と判定名を伝えてください。
稼働中に止まったときの復旧
理由を直す
稼働中に失効すると、新しい足が進む間に線が消えます。表示された理由に応じて正しいライセンスを用意してください。
本製品を再初期化する
ライセンスファイルを元に戻すだけでは復帰しません。本製品を外して載せ直すか、時間足を切り替えます。元の時間足で使う場合は、切替後に元へ戻します。
表示を確認する
価格が配信され、認証が通った状態で線が戻ることを確認します。戻らない場合は主チャート左上の理由を確認してください。
困ったとき・利用上の注意
何も表示されない
端末の口座接続、価格配信、履歴データ、本体の拡張子、ライセンスの配置先を順に確認します。必要なデータがそろうまで待ち、赤い表示があれば第8章へ進んでください。すでに拒否されていた場合は、原因を直したあと再初期化が必要です。
線は上向いているのに値が負/数値が小さすぎる
負のまま線が上向くのは、下向きの傾きが緩んでいる状態です。正に変わったこととは区別してください。数値の大きさは銘柄と時間足、適用価格、期間にも依存します。データウィンドウの LinearRegSlope と設定を確認し、画面上の角度や高さだけで比べないでください。
MT4とMT5の画面を見比べたい
銘柄・時間足・Applied Price・Regression Period (bars)・履歴範囲をそろえます。目盛りは自動なので、データウィンドウの LinearRegSlope の値も見て比較します。
他の当社製品と一緒に使いたい
同じ主チャートに他の当社製品を載せられます。本製品を外しても他製品の表示は削除しません。ただし、描画が同じ場所で重なって読みにくくなることはあります。必要なら別チャートで見比べてください。
利用上の注意
- 形成中の足の表示は変わります。ここでの判断例は確定した足で読みます。
- 価格の動きは確約されません。例をそのまま売買ルールとせず、銘柄・時間足・スプレッド・資金管理と合わせて使ってください。
- 本製品に注文の実行機能や通知機能はありません。最終的な売買判断と注文操作はお客様が行います。
- 傾きの符号は期間内の価格全体の傾向です。次の足の上昇・下降、反転の時刻、値幅を保証しません。
技術情報・仕様詳細
計算の考え方と表示の仕様
別ウィンドウに水色(#00FFFF)の線1本を描きます。線幅の指定は2、目盛りは自動、水準線はありません。データウィンドウの項目名は LinearRegSlope、初期設定の別ウィンドウ名は Linear Regression Slope Oscillator(14) です。
傾きの計算
nを期間、古い足から新しい足へxを0〜n−1、選んだ適用価格をyとすると、表示値は 100 ×(nΣxy−ΣxΣy)÷(nΣx²−(Σx)²)に相当します。新しい側へ価格が上がる並びは正になります。分母が0なら0を表示します。価格で割った率ではありません。
初期設定では終値14本を使います。最も古い側の14本は描画対象外です。通知機能(Alert・メール・音)はありません。
一般的な読み方の参考
適用価格の番号と意味:MetaQuotes「Price Constants」。本製品ではMT5版でも同じ0〜6の入力番号を使います。
本ページの判断場面は、製品の計算・表示を取引判断へ結び付けるための例です。参照先の別サービスの設定や配色を、本製品の仕様として扱っていません。
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