Kaufman Adaptive Moving Average
Kaufman Adaptive Moving Average
値動きの往復に応じて追従の仕方が変わる水色の平均線です。価格との位置・線の向き・高値安値の並びから、押し目や戻り、待つ場面を整理します。
価格と線の位置 → 線の向き → 価格の節目
同じ水色の線が価格チャート上に出ます。線の傾きと、価格の上昇・下降は別々に確認します。
価格は線の上? 下?上なら買い側、下なら売り側の候補として観察し、価格の高値・安値を確認します。
線も同じ向き?上向き・下向きと、価格が線を行き来していないかを読みます。
再開・突破が確認できた?押し目や戻りの節目を価格が抜けたか確認し、行動と無効条件を決めます。
MT4・MT5の表示を確認する
別ウィンドウではなく、価格チャート上に水色の線を1本表示します。ローソク足の上・下のどちらに線があるか、線自体がどちらへ向いているかを見ます。
画面を原寸で詳しく見る
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掲載例:EURUSD・1分足。お使いの銘柄、時間足、背景色、表示範囲によって画面は変わります。
30秒で分かる読み方
何を測り、どう追従するのか
カウフマン適応移動平均は、終値の変化をならした線です。期間内を一方向に進んだ距離と、途中の上げ下げを合計した距離を比べ、価格を取り込む割合を変えます。
平均線 = 前の平均線 + 変化する係数 ×(今の終値 − 前の平均線)
初期設定:n=9 / 速い側2・遅い側30・指数2
一方向に進むとき
初期設定では、途中の往復に対して一方向の変化が大きいほど、係数が大きくなり終値へ追従しやすくなります。効率比そのものを別の線で表示する製品ではありません。
往復が多いとき
初期設定では、行って戻る動きが多いほど、係数が小さくなり線は動きにくくなります。ただし、線が横向きというだけで価格のレンジが確定するわけではありません。
固定水準はない
値は価格と同じ単位です。0や100を中心に振れるオシレータではなく、買われすぎ・売られすぎの固定水準もありません。
上向きの線より価格が上で推移し、価格も高値・安値を切り上げるなら買い側を検討します。下向きなら逆です。横向きの線を価格が繰り返し横切る局面では、追随より待機を選びます。値幅を知りたい場合はATRなどを別に使います。
トレード判断に使う6つの場面
以下は、確定した足と実際の価格を組み合わせる使い方の例です。「指標 → 価格で確認 → 行動 → 当てはまらない条件」の順に読みます。
上昇の押し目から再開
- 指標
- 線が上向きで、価格が線の上側へ戻る。
- 価格
- 高値・安値の切り上げが続き、押し目安値を守って小さな高値を上抜ける。
- 検討
- 押し目からの上昇再開を確認して買いを検討。
- 除外条件
- 線に触れただけ、または押し目安値を割っている。
下降の戻りから再開
- 指標
- 線が下向きで、価格が線の下側へ戻る。
- 価格
- 高値・安値が切り下がり、戻り高値を超えず小さな安値を割る。
- 検討
- 戻りからの下降再開を確認して売りを検討。
- 除外条件
- 線に触れただけ、または戻り高値を超えている。
線の反対側へ移る
- 指標
- 価格が線を上抜け、線の下向きが緩む。売り側は上下を逆に読む。
- 価格
- 安値更新が止まり、安値切り上げと直近高値突破を確認。
- 検討
- 転換候補として観察し、価格の構造が変われば新方向を検討。
- 除外条件
- 一時的な交差だけで、価格は安値を更新し続ける。
横向きの線を往復
- 指標
- 線の向きが定まらず、価格が上下を繰り返す。
- 価格
- 同じ高値・安値の範囲を抜けられない。
- 検討
- 交差のたびに取引せず、範囲外への定着を待つ。
- 除外条件
- 価格が範囲外へ進み、線の向きも続くなら再判断。
位置と価格の根拠を維持
- 指標
- 買いなら上向きの線より上、売りなら下向きの線より下で推移。
- 価格
- 押し目安値・戻り高値が守られ、取引方向の並びが続く。
- 検討
- 根拠が続けば保有継続を検討し、目標と撤退位置を点検。
- 除外条件
- 事前の撤退価格に達する、または価格のトレンドが崩れる。
交差を出口の点検に使う
- 指標
- 保有方向と反対側へ価格が線を抜け、線の向きも変化。
- 価格
- 目標到達や、買いの押し目安値割れ・売りの戻り高値超えを確認。
- 検討
- 利益確定・縮小を検討し、無効条件では損切り・手仕舞い。
- 除外条件
- 小さな往復だけなら即反転とせず、事前の価格条件と照合。
実際の判断手順
取引方向と価格の並びを決める
買いの例では高値・安値が切り上がることを確認し、直近の押し目安値を記します。線が上向きでも価格が崩れていれば待ちます。
押し目と線の関係を見る
価格が線の周辺まで戻ったあと、上側へ戻り線の上向きが続くかを確認します。線は固定の支持線ではなく、価格の動きとともに変わります。
足の確定と再開を確認する
小さな高値を上抜けて確定し、押し目安値を守っていれば買いを検討します。価格が線を越えただけでは条件を満たしたとしません。
撤退と取引量を先に決める
押し目安値割れなどを損切り候補にし、目標までの余地と許容損失から量を決めます。価格の無効条件に達したら線の反転を待ちません。
入る前に決めること
線までの距離だけを損切り幅にせず、実際の押し目安値・戻り高値を確認します。適応型でも急変や持ち合いで読み違いは起こるため、価格の根拠を優先します。
建てたあとの選び方
根拠が続けば保有継続を検討します。反対の兆候が出たら利益確定・縮小、事前の無効条件に達したら損切り・手仕舞いを検討します。保有方向が逆なら、上昇と下降の条件を入れ替えて読みます。
導入と同梱物の確認
| ファイル | 使う場所・用途 |
|---|---|
| MT4用インジケータ本体(.ex4) | 本製品のMT4用ファイルです。同梱された名前のまま使います。 |
| MT5用インジケータ本体(.ex5) | 本製品のMT5用ファイルです。MT4には読み込めません。 |
| ライセンスファイル(.lic) | 同梱されたファイル名のまま使用します。改名・編集しないでください。 |
| 本製品の取扱説明 | 表示の読み方、導入、設定、ライセンスの復旧手順を確認します。 |
圧縮されたファイル一式は先に展開してください。複数の本体が含まれる場合は、お使いの端末に合う1本を選びます。
端末のデータフォルダを開く
使用する MT4 / MT5 の「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。複数の端末がある場合は、実際に使う端末から開いてください。
本体とライセンスを分けて配置する
MT4:本体を MQL4 / Indicators、ライセンスを MQL4 / Files へ。MT5:本体を MQL5 / Indicators、ライセンスを MQL5 / Files へ置きます。Indicators の中に .lic を置かないでください。
ナビゲータからチャートへ載せる
ナビゲータのインジケータ一覧を更新し、本製品を使いたい銘柄・時間足のチャートに載せます。一覧へ出ない場合は端末を再起動してください。
表示とライセンスを確認する
端末が口座へ接続され、価格データが届いていることを確認します。表示までに新しい足が必要な場合があります。赤い3行が出たら第8章の手順で対処します。
設定項目
入力は4項目です。MT4・MT5とも次の英語ラベルと初期値です。
AMA Period (bars)
- 初期値
- 9
- 使い方
- 効率比を求める終値の比較期間です。9本ぶんの動きから、往復に対する一方向の変化を読みます。
Fast Smoothing Period
- 初期値
- 2
- 使い方
- 係数の速い側を決める期間です。初期設定では効率比が高いと、この側の係数へ近づきます。
Slow Smoothing Period
- 初期値
- 30
- 使い方
- 係数の遅い側を決める期間です。初期設定では往復が多く効率比が低いと、この側へ近づきます。
KAMA Smoothing Exponent
- 初期値
- 2
- 使い方
- 速い側・遅い側から求めた係数に使う指数です。初期値2では係数を2乗します。表示を2本にする設定ではありません。
色も線幅も設定できません。まず初期値で位置と傾きの読み方を確認し、数値を変える場合は変更前の値を控え、価格への反応を見比べてください。
ライセンス表示と復旧
ライセンスが通らないときは、主チャート左上に赤い3行が出ます。理由に応じて対処し、載せ直して表示を確認します。
| 行 | 確認する内容 |
|---|---|
| 1行目 | 本製品の英語名:Kaufman Adaptive Moving Average |
| 2行目 | 認証できない理由を表す英文 |
| 3行目 | 判定名と、製品が読み込むライセンスのファイル名 |
理由から対処を選ぶ
| 表示の意味 | 対処 |
|---|---|
| 有効期限切れ(reason: EXPIRED) | 有効期限を確認し、更新されたライセンスを用意します。 |
| 別製品のライセンス(reason: PRODUCT_NOT_LICENSED) | 本製品の利用権が含まれるライセンスを使用します。 |
| その他の認証エラー | 表示された理由を読み、同梱名のまま正しい場所へ配置したか、対象口座などの利用条件が合っているかを確認します。 |
理由の表示はこの表の例だけではありません。解決しない場合は、購入元が案内する窓口へ製品名と判定名を伝えてください。
稼働中に止まったときの復旧
理由を直す
稼働中に失効すると、数本の新しい足のうちに線が消えます。表示された理由に応じて正しいライセンスを用意してください。
本製品を再初期化する
ライセンスファイルを元に戻すだけでは復帰しません。本製品を外して載せ直すか、時間足を切り替えます。元の時間足で使う場合は、切替後に元へ戻します。
表示を確認する
価格が配信され、認証が通った状態で線が戻ることを確認します。戻らない場合は主チャート左上の理由を確認してください。
困ったとき・利用上の注意
何も表示されない
端末の口座接続、価格配信、履歴データ、本体の拡張子、ライセンスの配置先を順に確認します。必要なデータがそろうまで待ち、赤い表示があれば第8章へ進んでください。すでに拒否されていた場合は、原因を直したあと再初期化が必要です。
価格が線を越えても方向が続かない
価格の往復が多い場面では、線との交差だけが繰り返されることがあります。高値・安値の範囲と線の向きを確認し、範囲を抜けていなければ待機します。適応型という名前は、すべての相場で反転やトレンドを確定できるという意味ではありません。
MT4とMT5の画面を見比べたい
同じ銘柄・時間足・4つの設定値・価格の表示範囲をそろえます。価格履歴が異なれば線の位置も変わります。別ウィンドウを探すのではなく、価格足に重なる水色の線を見ます。
他の当社製品と一緒に使いたい
同じ主チャートに他の当社製品を載せられます。本製品を外しても他製品の表示は削除しません。ただし、描画が同じ場所で重なって読みにくくなることはあります。必要なら別チャートで見比べてください。
利用上の注意
- 形成中の足の表示は変わります。ここでの判断例は確定した足で読みます。
- 価格の動きは確約されません。例をそのまま売買ルールとせず、銘柄・時間足・スプレッド・資金管理と合わせて使ってください。
- 本製品に注文の実行機能や通知機能はありません。最終的な売買判断と注文操作はお客様が行います。
- 価格と線の距離だけで買われすぎ・売られすぎを確定しません。線は固定の支持・抵抗や将来の価格ではなく、過去と現在の終値から計算されます。
技術情報・仕様詳細
計算の考え方と表示の仕様
終値を使います。効率比は、期間ぶんの終値の変化の絶対値を、1本ごとの終値変化の絶対値の合計で割ります。合計が0なら効率比を0とします。
速い側の係数は2÷(Fast Smoothing Period+1)、遅い側は2÷(Slow Smoothing Period+1)。その差に効率比を掛けて遅い側の係数を足し、指定の指数で累乗した値を、前の平均線から今回の終値への追従に使います。
初期値は比較期間9・速い側2・遅い側30・指数2。主チャートに水色(#00FFFF)の線を1本描きます。別窓・水準線・色や線幅の入力・通知機能はありません。
一般的な読み方の参考
適応型平均の計算の考え方:MetaQuotes「Adaptive Moving Average」。本ページの判断例では、価格と線の位置・線の向きに、実際の高値・安値と節目の確認を組み合わせています。
本ページの判断場面は、製品の計算・表示を取引判断へ結び付けるための例です。参照先の別サービスの設定や配色を、本製品の仕様として扱っていません。
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