Average Directional Movement Index
Average Directional Movement Index
+DI・−DIで方向を、水色のADXで方向の偏りの強まりを読み分けます。3本を同じ時間位置で見比べ、価格の高値・安値と合わせて、追随する場面と見送る場面を整理します。
方向はDI、強まりはADX。役割の異なる3本を読む
ADXが上がっていても、価格が上がるとは限りません。
方向+DIと−DIのどちらが上かを確認します。
強まりADXが増加中か、低下中かを分けて見ます。
価格高値・安値の更新や支持・抵抗と照合します。
MT4・MT5の表示を確認する
価格チャート下の別ウィンドウに、水色・黄緑・橙の3本の線を表示します。水色のADXと、方向を表す2本のDIは役割が異なります。
画面を原寸で詳しく見る
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掲載例:EURUSD・1分足。お使いの銘柄、時間足、背景色、表示範囲によって画面は変わります。
30秒で分かる読み方
方向別の動きと、その偏りを分けて測る
高値の上昇幅・安値の下降幅を値幅で調整し、平滑化したものが+DIと−DIです。両者の差が合計に占める割合をさらに平滑化したものがADXです。
水色のADX → 方向の偏りの大きさと、その変化
ADXは方向を持たない
強い下降でもADXは上がります。水色の上昇を買いの指示と読みません。
交差と継続を分ける
DIが一度交差しただけでは継続を保証しません。価格が同じ範囲を往復する場面では交差も増えます。
目盛りは自動
0〜100を固定表示する枠や、水準線はありません。画面上の高さではなく右軸の値で比較します。
トレード判断に使う6つの場面
以下は、確定した足と実際の価格を組み合わせる使い方の例です。「指標 → 価格で確認 → 行動 → 当てはまらない条件」の順に読みます。
+DI優勢と価格の切り上げ
- 指標
- 黄緑が橙より上で、水色ADXも増加する。
- 価格
- 価格の安値切り上げと直近高値の突破を確認。
- 検討
- 上昇方向への追随を検討。
- 除外条件
- 価格が抵抗帯を抜けず、DIだけが交差する。
−DI優勢と価格の切り下げ
- 指標
- 橙が黄緑より上で、水色ADXも増加する。
- 価格
- 価格の高値切り下げと直近安値の下抜けを確認。
- 検討
- 下降方向への追随を検討。
- 除外条件
- ADXの上昇だけを売りの根拠にする。
優勢なDIが入れ替わる
- 指標
- +DIと−DIが交差する。
- 価格
- 価格の更新方向が変わるかを待つ。
- 検討
- 転換候補として確認を進める。
- 除外条件
- 形成中の交差や1本だけの入れ替わり。
DIが交代し、価格が往復する
- 指標
- DIの優勢が細かく変わり、ADXも伸びない。
- 価格
- 価格が範囲を抜けず、方向が定まらない。
- 検討
- 価格条件がそろうまで待つ。
- 除外条件
- ADXの低い数値だけでレンジと断定しない。
保有方向の優勢が続く
- 指標
- 買いなら+DI、売りなら−DIが優勢。
- 価格
- 根拠にした支持・抵抗や高値・安値が保たれる。
- 検討
- 条件の継続を確認して保有を検討。
- 除外条件
- 高いADXを理由に価格の損切り条件を無視する。
偏りが弱まり、価格の根拠も崩れる
- 指標
- ADXが低下し、DIの優勢も縮まる・交代する。
- 価格
- 目標到達や高値・安値の更新失敗を確認。
- 検討
- 利確・縮小・手仕舞いを検討。
- 除外条件
- ADX低下だけで即座に逆方向へ建てない。
実際の判断手順
同じ確定足の3本を見る
DIの優勢方向を先に読み、ADXの増減を別に確認します。
価格の方向と合わせる
上のチャートで同じ足の高値・安値と支持・抵抗を見ます。
交差と継続を区別する
一度の交差より、価格条件と整合する継続を重視します。
価格で行動条件を決める
エントリー位置、目標、損切り条件を先に定めます。
入る前に決めること
ADXやDIの値ではなく、価格の節目と許容損失から損切り位置を決めます。ADXは損失幅を表しません。
建てたあとの選び方
価格条件が続けば保有、目標到達なら利確、根拠が崩れたら縮小・撤退を検討します。DIの次の交差を待って損切りを遅らせないでください。
導入と同梱物の確認
| ファイル | 使う場所・用途 |
|---|---|
| MT4用インジケータ本体(.ex4) | 本製品のMT4用ファイルです。同梱された名前のまま使います。 |
| MT5用インジケータ本体(.ex5) | 本製品のMT5用ファイルです。MT4には読み込めません。 |
| ライセンスファイル(.lic) | 同梱されたファイル名のまま使用します。改名・編集しないでください。 |
| 本製品の取扱説明 | 表示の読み方、導入、設定、ライセンスの復旧手順を確認します。 |
圧縮されたファイル一式は先に展開してください。複数の本体が含まれる場合は、お使いの端末に合う1本を選びます。
端末のデータフォルダを開く
使用する MT4 / MT5 の「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。複数の端末がある場合は、実際に使う端末から開いてください。
本体とライセンスを分けて配置する
MT4:本体を MQL4 / Indicators、ライセンスを MQL4 / Files へ。MT5:本体を MQL5 / Indicators、ライセンスを MQL5 / Files へ置きます。Indicators の中に .lic を置かないでください。
ナビゲータからチャートへ載せる
ナビゲータのインジケータ一覧を更新し、本製品を使いたい銘柄・時間足のチャートに載せます。一覧へ出ない場合は端末を再起動してください。
表示とライセンスを確認する
端末が口座へ接続され、価格データが届いていることを確認します。表示までに新しい足が必要な場合があります。赤い3行が出たら第8章の手順で対処します。
設定項目
入力は1項目です。MT4・MT5とも、以下の英語名で表示されます。
ADX Period (bars)
- 初期値
- 14
- 使い方
- 方向別の値とADXを平滑化する期間です。整数で入力し、1以上を指定してください。
色・線幅や水準線を指定する専用入力はありません。期間を変えると3本の反応が変わるため、同じ設定の画面で比較してください。
ライセンス表示と復旧
ライセンスが通らないときは、主チャート左上に赤い3行が出ます。理由に応じて対処し、載せ直して表示を確認します。
| 行 | 確認する内容 |
|---|---|
| 1行目 | 本製品の英語名:Average Directional Movement Index |
| 2行目 | 認証できない理由を表す英文 |
| 3行目 | 判定名と、製品が読み込むライセンスのファイル名 |
理由から対処を選ぶ
| 表示の意味 | 対処 |
|---|---|
| 有効期限切れ(reason: EXPIRED) | 有効期限を確認し、更新されたライセンスを用意します。 |
| 別製品のライセンス(reason: PRODUCT_NOT_LICENSED) | 本製品の利用権が含まれるライセンスを使用します。 |
| その他の認証エラー | 表示された理由を読み、同梱名のまま正しい場所へ配置したか、対象口座などの利用条件が合っているかを確認します。 |
理由の表示はこの表の例だけではありません。解決しない場合は、購入元が案内する窓口へ製品名と判定名を伝えてください。
稼働中に止まったときの復旧
理由を直す
稼働中に認証が失効すると、足が進む間に本製品の描画が消えます。表示された理由に応じて正しいライセンスを用意してください。
本製品を再初期化する
ライセンスファイルを元に戻すだけでは復帰しません。本製品を外して載せ直すか、時間足を切り替えます。元の時間足で使う場合は、切替後に元へ戻します。
表示を確認する
価格が配信され、認証が通った状態で本製品の表示が戻ることを確認します。戻らない場合は主チャート左上の理由を確認してください。
困ったとき・利用上の注意
何も表示されない
端末の口座接続、価格配信、履歴データ、本体の拡張子、ライセンスの配置先を順に確認します。必要なデータがそろうまで待ち、赤い表示があれば第8章へ進んでください。すでに拒否されていた場合は、原因を直したあと再初期化が必要です。
ADXが上向きなのに価格が下がる
ADXは上昇・下降を区別せず、方向の偏りを表します。橙の−DIが優勢で価格が下がる場面でも、水色のADXは上昇します。方向はDIと価格で確認してください。
MT4とMT5の画面を見比べたい
同じ銘柄・時間足・ADX Periodの同じ確定足で、ADX・+DI・−DIを見比べます。自動目盛りなので表示範囲もそろえてください。
他の当社製品と一緒に使いたい
同じ主チャートに他の当社製品を載せられます。本製品を外しても他製品の表示は削除しません。ただし、描画が同じ場所で重なって読みにくくなることはあります。必要なら別チャートで見比べてください。
利用上の注意
- 形成中の足では高値・安値・終値が変わり、3本の値や交差も変化します。判断例は確定した足で読みます。
- 価格の動きは確約されません。例をそのまま売買ルールとせず、銘柄・時間足・スプレッド・資金管理と合わせて使ってください。
- 本製品に注文の実行機能や通知機能はありません。最終的な売買判断と注文操作はお客様が行います。
- 本製品に買われすぎ・売られすぎの判定や、売買を確定する固定水準はありません。
技術情報・仕様詳細
計算の考え方と表示の仕様
描画はADX・+DI・−DIの3本です。色は順に #00FFFF・#A0FF00・#FF8000。目盛りは自動で、水準線はありません。最古側のADX Period本(既定14本)は描画対象外です。
+DMは今回高値−前回高値、−DMは前回安値−今回安値を基にします。負の値を0とし、両者が等しければ両方0、異なれば大きい側だけを残します。TRは「高値−安値」「高値−前回終値の絶対値」「安値−前回終値の絶対値」の最大値です。
TRが0なら方向別の値を0とし、それ以外では100×DM÷TRを計算します。それぞれをADX PeriodのEMAで平滑化して+DI・−DIを得ます。DX=100×|+DI−−DI|÷|+DI+−DI|(分母0なら0)、ADXはDXを同じ期間のEMAで平滑化した値です。
一般的な読み方の参考
DIの大小は方向、ADXは方向の偏りを読む補助情報です。本製品の計算は上記のEMA方式であり、同じADXという名称の別製品と数値が常に一致するとは限りません。
本ページの判断場面は、製品の計算・表示を取引判断へ結び付けるための例です。色や交差だけで売買を確定せず、価格条件とリスクを確認してください。
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