W2C-Pivot Levels Plus
W2C-Pivot Levels Plus
前の期間の高値・安値などから水準を計算し、価格チャートへ表示します。Fibonacci Zoneでは中心の上下に2組ずつの帯も描けます。
期間を選ぶ → 水準を読む → 必要なら帯を表示する
まず期間を確認Day・Week・Monthと、サーバー時刻の開始時刻を選びます。
方式を確認既定はTraditionalです。帯を使うときはMethodをFibonacci Zoneへ変更します。
線と帯を区別紫のP、緑のR線、赤のS線を読みます。帯は価格の予測や行動の指示ではありません。
MT4・MT5の表示を確認する
前の期間の値幅から計算した水準と、上下2組ずつの帯を価格チャートに表示します。掲載画面は両端末ともEURUSD・H1・Pivot Period=Day・Method=Fibonacci Zone・Show Zones=trueです。Methodの既定値はTraditionalです。
画面を原寸で詳しく見る
画面を原寸で詳しく見る
銘柄、時間足、背景色、表示範囲によって画面は変わります。MT4の黒い背景では帯が強く見える場合があります。読みづらい場合はShow Zonesをfalseにして線を確認してください。MT4の線の表示範囲は第7章・第9章を確認してください。
30秒で分かる読み方
① 線と帯を見分ける
Traditionalでは線だけです。Fibonacci ZoneではShow Zonesがtrueなら帯を塗ります。MT5ではR4/S4も常に描きます。MT4の線の表示範囲は第7章を確認してください。
② 数値の意味を読む
線は価格の単位です。Fibonacci Zoneの帯の幅と位置は、前の期間の値幅Rに決まった倍率を掛けて作ります。
③ 区切りと例外を確認する
同じ期間の水準は一定ですが、期間の切替で変わります。履歴や設定が変われば過去の水準も変わり得ます。
何を測っているか
チャート自身の足を期間ごとにまとめて計算します。外部の日足・週足をそのまま読み込む表示ではありません。
材料になる価格
Hは前の期間の高値の最大、Lは安値の最小、Cは最後の足の終値、RはH−Lです。Woodieだけは当期最初の足の始値Oも使います。
中心と上下の水準
方式ごとにPとR/S線の式が異なります。R・Sは線の名前です。価格が線や帯に触れたことを、取引の合図として案内する機能ではありません。
Fibonacci Zoneの4つの帯
上はR1〜R2とR3〜R4、下はS2〜S1とS4〜S3です。上下に連続した大きな1枚の帯を塗るわけではありません。
表示できる範囲
価格チャートへ描きます。遠い水準は画面の外へ出ることがあります。帯や線がすべて画面に収まるとは限りません。
| 方式 | 中心Pと表示の特徴 |
|---|---|
| Traditional(既定) | P=(H+L+C)/3。R1〜R3・S1〜S3。R4/S4はありません。 |
| Classic | P=(H+L+C)/3。外側はPから値幅の2倍・3倍。 |
| Woodie | P=(H+L+2O)/4。当期の始値Oを使います。 |
| Camarilla | P=C。Cの上下に値幅×1.1の分数で水準を作ります。 |
| Fibonacci | P=(H+L+C)/3。倍率0.382・0.618・1.0・1.618。 |
| Retracement | P=L+0.5R。前の安値Lを起点に各水準を作ります。 |
| Fibonacci Zone | P=(H+L+C)/3。倍率0.5・0.618・1.0・1.382。MT5ではR4/S4を常時表示。両端末とも中点は表示しません。 |
表示の読み取り場面
帯を表示したい
- 指標
- Method=Fibonacci Zoneで上下の帯を表示します。
- 照合
- MethodとShow Zonesを入力タブで照合します。
- 確認
- Methodを選び、Show Zonesをtrueにします。
- 注意
- Show Zonesがtrueでも他の方式では帯を描きません。
期間の途中で線が変わって見える
- 指標
- 線の水準は期間の切替で更新します。
- 照合
- Pivot Period・Session Startとチャートのサーバー時刻を照合します。
- 確認
- 切替をまたぐ2本の足の位置と、表示中の設定を確認します。
- 注意
- 隣り合う足の値を結ぶため、境界の接続部分が斜めに見えることがあります。
R4/S4や中点の切替が効かない
- 指標
- Fibonacci ZoneではR4/S4が帯の外側の縁になります。
- 照合
- Methodと表示対象の線を照合します。
- 確認
- Fibonacci ZoneではMT5のR4/S4は常時表示、中点は両端末とも非表示です。MT4のS4線には第7章の制限があります。
- 注意
- TraditionalにはR4/S4自体がありません。trueにしても現れません。
別のチャートと水準が違う
- 指標
- 材料はそのチャートの足です。
- 照合
- 銘柄・時間足・履歴・期間・方式・開始時刻を照合します。
- 確認
- まず同じ条件を揃えます。Woodieは当期始値も比較します。
- 注意
- 足の区切りや不足している履歴が違うと、同じ銘柄でも一致しない場合があります。
表示を確認する手順
週のフィボナッチゾーンを表示する設定
Pivot Period=Week / Method=Fibonacci Zone / Show Zones=trueにします。既定はDay・Traditionalなので、週の帯を表示する場合は変更してください。掲載画像はDayの例であり、Weekの撮影画面ではありません。
時間足と履歴を用意
D1以下のチャートを使います。D1は開始時刻00:00のみ。履歴の最初の2期間は描画しないため、さらに前まで履歴を読み込みます。
期間と開始時刻を選ぶ
Day・Week・Monthを選び、サーバー時刻のSession Startを指定します。使っている端末の時刻を基準にします。
方式と表示を選ぶ
最初はTraditional。帯を確認するならFibonacci Zoneを選び、Show Zonesをtrueにします。
水準と期間の境界を読む
中心Pと各線の位置、期間の切替を確認します。帯の位置だけで将来の価格や取引を判断する表示ではありません。
MT4・MT5への導入と同梱物
使用する端末に合う本体と、提供されたライセンスファイルを用意します。MT4用とMT5用の本体は別のファイルです。
| ファイル | 用途・配置先 |
|---|---|
W2C_Fibonacci_Zone_Pivot.ex4 |
MT4用の本体。使用する端末のデータフォルダ内のMQL4/Indicators/へ配置します。 |
W2C_Fibonacci_Zone_Pivot.ex5 |
MT5用の本体。使用する端末のデータフォルダ内のMQL5/Indicators/へ配置します。 |
提供されたライセンス(.lic) |
提供されたファイル名のまま、案内された配置先へ置きます。MT4はMQL4/Files/、MT5はMQL5/Files/の配下です。指定されたサブフォルダがある場合は、その構成も合わせます。 |
| 取扱説明書(HTML) | 本書です。ブラウザで開いて使用します。 |
ライセンスの提供方法・ファイル名・配置先は購入元または提供元の案内を確認してください。ex4をMT5へ、ex5をMT4へ読み込むことはできません。
データフォルダを開く
使用するMT4またはMT5から「ファイル → データフォルダを開く」を選びます。複数の端末がある場合は、実際に使う端末から開いてください。
本体とライセンスを配置する
端末に合う本体をIndicatorsへ、ライセンスをFiles内の指定先へ置きます。.licをIndicatorsへ置かず、ファイル名や内容は変更しないでください。
チャートへ載せる
ナビゲータを更新するか端末を再起動し、本製品を目的のチャートへ適用します。同じ製品は1チャートに1つだけ載せます。
認証と設定を確認する
口座接続・価格配信・ライセンスの状態を確認します。認証できない場合は第8章へ、表示設定は第7章へ進みます。
本製品にDLLの許可は必要ありません。変更や削除はチャートの「表示中のインジケータ」から行います。
設定項目
入力は7項目です。プロパティの入力タブで変更します。英語の項目名と入力名を併記します。
集計期間
- 英語の項目名
- Pivot Period
- 入力名
InpPeriod- 既定値
- Day
- 許容範囲
- Day/Week/Month
- 説明
- Dayは取引日、Weekは取引日の日付を月曜始まりでまとめた週、Monthは同じ日付を暦月でまとめた期間です。
計算方式
- 英語の項目名
- Method
- 入力名
InpMethod- 既定値
- Traditional
- 許容範囲
- Traditional/Classic/Woodie/Camarilla/Fibonacci/Retracement/Fibonacci Zone
- 説明
- 方式ごとに式が違います。帯を表示するのはFibonacci Zoneだけです。
1日の開始時
- 英語の項目名
- Session Start Hour
- 入力名
InpSessionStartHour- 既定値
- 0
- 許容範囲
- 整数0〜23
- 説明
- サーバー時刻。分と合わせて取引日の境界を指定します。D1では0のみ使用できます。
1日の開始分
- 英語の項目名
- Session Start Minute
- 入力名
InpSessionStartMinute- 既定値
- 0
- 許容範囲
- 整数0〜59
- 説明
- 時と合わせて00:00〜23:59。D1では0のみ使用できます。
R4/S4の表示
- 英語の項目名
- Show R4 and S4
- 入力名
InpShowLevel4- 既定値
- false
- 許容範囲
- false/true
- 説明
- MT5ではFibonacci ZoneのR4/S4をfalseでも常に描きます。MT4ではS4線は表示されません。TraditionalにはR4/S4がなく、その他の方式では表示できる線をこの設定で切り替えます。
中点の表示
- 英語の項目名
- Show Midpoints
- 入力名
InpShowMidpoints- 既定値
- false
- 許容範囲
- false/true
- 説明
- S3–S2、S2–S1、S1–P、P–R1、R1–R2、R2–R3の中点6本です。MT5で使用できます。MT4ではこの6本は表示されません。Fibonacci Zoneでは両端末ともtrueでも描きません。
帯の塗り
- 英語の項目名
- Show Zones (Fibonacci Zone)
- 入力名
InpShowZones- 既定値
- true
- 許容範囲
- false/true
- 説明
- Fibonacci Zoneの上下2つずつの帯を塗ります。他の方式には効きません。falseにしても境界線の値は変わりません。
ライセンス表示と復旧
認証できないときは線と帯を描きません。「エキスパート」欄の license NG と判定名・ファイル名を確認し、原因を直して載せ直します。
| 確認する内容 | 見方 |
|---|---|
| 端末に表示される製品名 | W2C-Fibonacci Zone Pivot(本体側の表示名) |
| 英文・reason・file | 拒否理由、判定名、対象ライセンス名。MT4の告知は製品名を含む4行です。 |
理由から対処を選ぶ
| 表示の意味 | 対処 |
|---|---|
| EXPIRED/NOT_YET | 期限切れ/利用開始前です。提供元の利用期間を確認します。 |
| ACCOUNT_MISMATCH/SERVER_MISMATCH | 対象口座/サーバー条件を確認します。変更時は提供元へ再発行を確認します。 |
| PRODUCT_NOT_LICENSED/PLATFORM_NOT_LICENSED/MODE_NOT_ALLOWED | 製品、MT4・MT5、実行モードの許可条件を確認します。 |
| TIME_UNAVAILABLE | 端末の接続・価格配信を確認します。 |
| ファイルなし・読込み失敗・CORRUPTなど | 第6章の配置先と指定ファイル名を確認し、破損時は正しいファイルを入手します。 |
解決しなければ製品名と判定名を提供元へ伝えてください。ファイルの編集やPCの時刻変更で回避せず、ライセンス・口座情報は公開しないでください。
稼働中に止まったときの復旧
理由を直す
正しいライセンスを用意します。無効になると計算・出力が止まりますが、再判定は計算処理時の新しい足や口座・接続先の変化に応じて行うため、期限ちょうどに表示が変わるとは限りません。
本製品を再初期化する
指定先へ配置し、本製品を外して載せ直します。ファイルの差し替えだけでは停止状態を解除しません。
表示を確認する
口座接続・価格配信と、認証理由の解消を確認します。古い線が残っていても有効とは判断せず、表示設定・必要な履歴も確認してください。
困ったとき・利用上の注意
何も表示されない
口座接続・価格配信、本体の拡張子、ライセンスの配置先を確認します。認証で停止した場合の復旧は第8章へ進んでください。
D1以下、D1なら開始時刻00:00が条件です。履歴の最初の2期間は描画しません。MT4で口座接続前に載せた場合は表示を保留します。接続後もオフラインチャートなどで更新がないときは、時間足を切り替えるなどチャートを更新してください。
起動時の英文「Session Start must be 00:00 to 23:59.」は開始時刻、「use D1 or a shorter time frame」は時間足、「Pivot Period or Method is not supported.」は期間・方式の選択肢を確認する案内です。
帯が出ない・表示の切替が効かない
Method=Fibonacci Zone、Show Zones=trueを確認します。前の期間の値幅が0なら帯の幅も0です。遠い線や帯は画面外へ出ることがあります。
R4/S4・中点には方式と端末による例外があります。第7章の該当設定を確認してください。帯と、その境界の線は別の表示です。
MT4・MT5や別チャートで水準・区切りが違う
銘柄・時間足・履歴・方式・Pivot Period・Session Startを揃えます。Woodieでは当期始値も使います。日本時間や外部の日足へ自動的に合わせる計算ではありません。取引日の区切り・週末処理は第10章を確認してください。
水準は期間内で一定でも、足を結ぶ線は期間の境目で斜めに見える場合があります。常に直角の段線にはなりません。
帯が明るい・他の表示と重なる
帯が読みづらいときはShow Zonesをfalseにして線を確認します。設定違いを比べる場合は別チャートを使い、同じ製品は1チャートに1つだけ載せてください。
利用上の注意
- MT4ではS4線と中点6本は表示されません。これらの線はMT5版で確認してください。Fibonacci Zoneでは両端末とも中点を描きません。
- 追加履歴・価格の修正・設定変更により、過去の集計や描画も変わる場合があります。
- 線・帯は計算結果であり、売買の合図や将来の価格を保証する表示ではありません。通知・自動注文の機能はありません。
技術情報・仕様詳細
Fibonacci Zoneの式
H・L・Cは前の期間の高値・安値・終値、R=H−L、P=(H+L+C)/3。R1/R2/R3/R4=P+(0.5/0.618/1.0/1.382)×R、S1/S2/S3/S4=P−同じ倍率×Rです。塗りはR1–R2、R3–R4、S2–S1、S4–S3。
Traditional・Classic・Woodie
TraditionalとClassicのP=(H+L+C)/3。WoodieのP=(H+L+2O)/4(Oは当期最初の足の始値)。共通してR1=2P−L、S1=2P−H、R2=P+R、S2=P−R。Traditional・WoodieのR3=H+2(P−L)、S3=L−2(H−P)。TraditionalはR4/S4なし、WoodieはR4=R3+R、S4=S3−R。ClassicはR3=P+2R、S3=P−2R、R4=P+3R、S4=P−3R。
Camarilla・Fibonacci・Retracement
CamarillaはP=C、上下にR×1.1/12・1.1/6・1.1/4・1.1/2。FibonacciはP=(H+L+C)/3、上下にR×0.382・0.618・1.0・1.618。RetracementはP=L+0.5R、R1=L+0.618R、R2=L+0.786R、R3=H、R4=L+1.382R、S1=L+0.382R、S2=L+0.236R、S3=L、S4=L−0.382R。
前の期間と表示開始
チャートの足を古い順にまとめます。前の期間に履歴の最初の取引日が含まれる間は描画しません。このため履歴の最初の2集計期間を空にします。Dayなら2取引日、Weekなら2週区分、Monthなら2月区分です。最初の区分が途中から始まっていても1区分として扱います。
入力変更・描画の扱い
設定変更では集計と表示を計算し直します。線や帯の形は価格の予測を示しません。表示を隠す設定は計算値そのものを変更する設定ではありません。通知や自動注文の機能はありません。
取引日・週末・週と月の区切り
Session Startはサーバー時刻です。開始時刻より前の足は直前の区切りに属し、開始時刻が12:00より前なら開始日、12:00以降なら翌日を取引日の日付にします。境界に足がなければ、その後の最初の足から集計します。
その日付が土曜・日曜の足は新しい取引日を始めず、直前の取引日にまとめます。ただし履歴の最初の足は開始点です。足のない日は補完しません。
Weekは取引日の日付を月曜始まりで、Monthは暦月でまとめます。夜の開始時刻では、足の時刻の暦日と集計上の日付が異なる場合があります。
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