Parabolic SAR Trailing Stop Dots
Parabolic SAR Trailing Stop Dots
価格チャートに並ぶパラボリックSARの点を、価格の上か下かで読みます。同じ色の点の位置と切り替わりを、トレンドの継続や見直しの手がかりにします。
色を分けず、点が価格のどちら側にあるかを見る
読み方の模式図です。白線は価格の概形で、本製品が描く線ではありません。黄色は既定色です。
点の位置を見る色ではなく、価格の上側か下側かを確認します。
切り替わりを確認点が反対側へ移ったら、足の確定と価格の高値・安値を確認します。
損失管理は別に行う点は注文の損切り水準を設定・変更しません。
MT4・MT5の表示を確認する
価格の足と同じ主チャートに、黄色の点が並びます。描くのは1系列で、上昇側と下降側を異なる色にはしていません。掲載画像は色・記号とも既定の設定です。
画面を原寸で詳しく見る
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掲載例:EURUSD・1時間足(H1)。お使いの銘柄、時間足、背景色、表示範囲によって画面は変わります。
30秒で分かる読み方
極値へ近づくSARを、価格の上下に点で描く
パラボリックSARは、追跡方向に応じた極値へ、加速係数を使って前のSARを近づける計算です。上昇側では高値、下降側では安値の更新を追い、条件を満たすと追跡方向が反転します。
上昇側の点は価格の下、下降側の点は価格の上に配置されます。反転時は直前の追跡区間の極値へ移るため、点が反対側へ飛ぶことがあります。点どうしを結ぶ線や、方向ごとの別の色は描きません。
本製品の「トレーリングストップ」は名称です。点は計算上の価格位置を示す表示であり、口座の注文に損切り価格を設定するものではありません。買われすぎ・売られすぎや将来の利益を数値で示すものでもありません。
トレード判断に使う6つの場面
以下は、確定した足と実際の価格を組み合わせる使い方の例です。「指標 → 価格で確認 → 行動 → 当てはまらない条件」の順に読みます。
下側の点と、価格の切り上がりを照合
- 指標
- 点が下側へ切り替わり、下側で続く。
- 価格
- 足が確定し、価格が直近の高値を越えるなど、事前に決めた条件がそろう。
- 検討
- 価格側の成立を確認してから買いを検討します。
- 除外条件
- 点だけが切り替わった、直上に抵抗がある、上下の切替が続く場合は見送ります。
上側の点と、価格の切り下がりを照合
- 指標
- 点が上側へ切り替わり、上側で続く。
- 価格
- 足が確定し、価格が直近の安値を割るなど、事前に決めた条件がそろう。
- 検討
- 価格側の成立を確認してから売りを検討します。
- 除外条件
- 点だけが切り替わった、直下に支持がある、往復する相場では見送ります。
点が頻繁に反対側へ移る
- 指標
- 短い間隔で点の上下が切り替わる。
- 価格
- 価格が一定の幅を往復し、高値・安値の更新が続かない。
- 検討
- 方向が定まらないときは、価格が範囲を抜けるか待ちます。
- 除外条件
- 切替回数を数えるだけで次の方向を予測しません。
点と価格の条件が維持される
- 指標
- 買いなら下側、売りなら上側の点が続く。
- 価格
- 買いなら安値の切り上がり、売りなら高値の切り下がりが続くか確認する。
- 検討
- 元の保有条件が残っているか点検します。
- 除外条件
- 事前に決めた損切り条件に達したら、点の切替を待ちません。
反対側への切替を見直しのきっかけに
- 指標
- 保有方向に対して点が反対側へ移る。
- 価格
- 目標価格への到達や、価格の伸びが止まったかを確認する。
- 検討
- 利益確定・縮小を、事前の価格条件と併せて検討します。
- 除外条件
- 点が切り替わるまで利益を守れるとは限りません。点は自動決済しません。
事前の損失条件を優先する
- 指標
- 点が反転しているか、元の側に残っているかを確認する。
- 価格
- 想定が崩れる価格、許容損失など、先に決めた撤退条件に達する。
- 検討
- 点の位置にかかわらず、決めた損失管理を優先します。
- 除外条件
- 画面の点が損切り注文になっていると誤認しないでください。
実際の判断手順
銘柄・足・入力を確認
掲載例はEURUSDの1時間足です。自分の銘柄・時間足と4項目の設定を確認します。
点の上下と切替を読む
同じ色の点が価格の下か上かを確認し、前の状態から切り替わったかを見ます。
足の確定と価格を照合
高値・安値、支持・抵抗、あらかじめ決めた入る条件と除外条件を確認します。
注文と損失管理は自分で行う
本製品に発注・決済・損切り価格の自動設定を任せることはできません。
入る前に決めること
想定が崩れる価格、許容損失、取引量を先に決めます。点が価格に近いことだけを理由に、損失が小さい取引だと判断しません。
建てたあとの選び方
保有条件が維持されるか、価格で確認します。点の切替を待つことを理由に、あらかじめ決めた損失管理を遅らせません。
導入と同梱物の確認
| ファイル | 使う場所・用途 |
|---|---|
| ParabolicSARTrailingStopDots.ex4 | 本製品のMT4用ファイルです。同梱された名前のまま使います。 |
| ParabolicSARTrailingStopDots.ex5 | 本製品のMT5用ファイルです。MT4には読み込めません。 |
| ライセンスファイル(.lic) | 同梱されたファイル名のまま使用します。改名・編集しないでください。 |
| 本製品の取扱説明 | 表示の読み方、導入、設定、ライセンスの復旧手順を確認します。 |
圧縮されたファイル一式は先に展開してください。複数の本体が含まれる場合は、お使いの端末に合う1本を選びます。
端末のデータフォルダを開く
使用する MT4 / MT5 の「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。複数の端末がある場合は、実際に使う端末から開いてください。
本体とライセンスを分けて配置する
MT4:本体を MQL4 / Indicators、ライセンスを MQL4 / Files へ。MT5:本体を MQL5 / Indicators、ライセンスを MQL5 / Files へ置きます。Indicators の中に .lic を置かないでください。
ナビゲータからチャートへ載せる
ナビゲータのインジケータ一覧を更新し、本製品を使いたい銘柄・時間足のチャートに載せます。一覧へ出ない場合は端末を再起動してください。
表示とライセンスを確認する
端末が口座へ接続され、価格データが届いていることを確認します。表示までに新しい足が必要な場合があります。赤い3行が出たら第8章の手順で対処します。
設定項目
設定は4項目です。MT4・MT5とも見出しの英語ラベルは同じです。
計算を変える設定
| 設定画面の項目 | 初期値 | 働き |
|---|---|---|
| SAR Acceleration Step | 0.02 | 加速係数の初期値と、極値更新時の加算幅。小数で指定します。負の値は0.02へ置き換わります。 |
| SAR Acceleration Maximum | 0.2 | 加速係数を増やす際の上限。小数で指定します。負の値は0.2へ置き換わります。 |
見え方だけを変える設定
| 設定画面の項目 | 初期値 | 働き |
|---|---|---|
| Arrow Color | 黄色(#FFFF00) | 点の色。上昇側・下降側で共通の1色です。 |
| Arrow Code | 159 | 表示するWingdings記号の番号。既定では点として表示されます。記号を変えてもSARの計算や系列数は変わりません。 |
ライセンス表示と復旧
ライセンスが通らないときは、主チャート左上に赤い3行が出ます。理由に応じて対処し、載せ直して表示を確認します。
| 行 | 確認する内容 |
|---|---|
| 1行目 | 本製品の英語名:Parabolic SAR Trailing Stop Dots |
| 2行目 | 認証できない理由を表す英文 |
| 3行目 | 判定名と、製品が読み込むライセンスのファイル名 |
理由から対処を選ぶ
| 表示の意味 | 対処 |
|---|---|
| 有効期限切れ(reason: EXPIRED) | 有効期限を確認し、更新されたライセンスを用意します。 |
| 別製品のライセンス(reason: PRODUCT_NOT_LICENSED) | 本製品の利用権が含まれるライセンスを使用します。 |
| その他の認証エラー | 表示された理由を読み、同梱名のまま正しい場所へ配置したか、対象口座などの利用条件が合っているかを確認します。 |
理由の表示はこの表の例だけではありません。解決しない場合は、購入元が案内する窓口へ製品名と判定名を伝えてください。
稼働中に止まったときの復旧
理由を直す
稼働中にライセンスが失効しても、描画が消えるのは次の足での再判定時です。1時間足では通常、次の足まで最大1時間程度かかります。休場や価格配信の停止中は、新しい足と価格データを受け取るまで反映されません。表示された理由に応じて正しいライセンスを用意してください。
本製品を再初期化する
ライセンスファイルを元に戻すだけでは復帰しません。本製品を外して載せ直すか、時間足を切り替えます。元の時間足で使う場合は、切替後に元へ戻します。
表示を確認する
価格が配信され、認証が通った状態で本製品の表示が戻ることを確認します。戻らない場合は主チャート左上の理由を確認してください。
困ったとき・利用上の注意
何も表示されない
端末の口座接続、価格配信、履歴データ、本体の拡張子、ライセンスの配置先を順に確認します。必要なデータがそろうまで待ち、赤い表示があれば第8章へ進んでください。すでに拒否されていた場合は、原因を直したあと再初期化が必要です。
点の色・形や、損切りの動きが想定と違う
点は方向にかかわらず同じ色です。色はArrow Color、記号はArrow Codeで変更できます。色を変えても上昇側と下降側が別色になるわけではありません。
点が反対側へ飛ぶのは、SARの追跡方向が切り替わったときの表示です。形成中の足では高値・安値の更新によって点の値や位置が変わることがあるため、足の確定を確認してください。
注文に損切りが設定されないのは、本製品にその機能がないためです。画面の点と、口座に設定された注文の損切り価格を区別してください。通知表示・メール・音の機能もありません。
履歴が3本未満では計算しません。最古側は初期の高値・安値から追跡方向を決めるため、履歴の端まで必ず点が出るとは限りません。
MT4とMT5の画面を見比べたい
同じ銘柄・時間足・入力・表示範囲で比較してください。価格データや履歴が異なれば点の位置も異なることがあります。掲載画像は各端末での表示例であり、同じ画面を保証するものではありません。
他の当社製品と一緒に使いたい
同じ主チャートに他の当社製品を載せられます。本製品を外しても他製品の表示は削除しません。ただし、描画が同じ場所で重なって読みにくくなることはあります。必要なら別チャートで見比べてください。
利用上の注意
- 形成中の足では、高値・安値の更新によって点の位置や追跡方向が変わることがあります。確定した足と価格を確認してください。
- 価格の動きは確約されません。例をそのまま売買ルールとせず、銘柄・時間足・スプレッド・資金管理と合わせて使ってください。
- 通知表示・メール・音の機能はありません。自動注文・自動決済・損切り価格の自動設定も行いません。最終的な売買判断と注文操作はお客様が行います。
- レンジでは点が上下に切り替わっても、価格が同じ範囲を往復することがあります。点だけで売買や保有継続を決めないでください。
技術情報・仕様詳細
計算の考え方と表示の仕様
基本式と極値
SAR[i] = SAR[i−1] + step × (EP − SAR[i−1])
ここではiを時間順の足として表します。EPは追跡中の極値で、上昇側は高値、下降側は安値を用います。stepはSAR Acceleration Stepから始まります。
加速と位置の制限
極値更新時には、現在のstepにSAR Acceleration Stepを加えた値がSAR Acceleration Maximum以下の場合だけ加算します。上限を超える場合は加算せず、現在の値を保ちます。その足の基本式を求めたあとに、この更新が行われます。
上昇側では計算したSARが直前2本の安値を超えないよう抑え、下降側では直前2本の高値を下回らないよう持ち上げます。初期段階には値を据え置く分岐もあり、全ての点が基本式だけで決まるわけではありません。
追跡方向の切り替わり
上昇側では現在の安値が前のSARを下回る場合、または制限後のSARが現在の安値を上回る場合に下降側へ反転します。下降側では現在の高値が前のSARを上回る場合、または制限後のSARが現在の高値を下回る場合に上昇側へ反転します。
反転時はstepを初期値へ戻し、点を直前の追跡区間の極値へ移します。反転は将来の価格方向を確約するものではありません。
表示と更新
描画は1系列、既定の記号はWingdings 159、色は黄色(#FFFF00)、太さは1です。表示値の桁数は銘柄の桁数に合わせます。目盛りは価格チャートに従います。色と記号は入力で変更できますが、通知や注文処理は備えていません。
一般的な読み方の参考
このページでは、本製品の計算と表示に沿って読み方を説明しています。「トレーリングストップ」という名称だけで注文管理機能があると判断しないでください。他のSAR製品とは設定や表示が異なる場合があります。
本ページの判断場面は、製品の計算・表示を取引判断へ結び付けるための例です。色や交差だけで売買を確定せず、価格条件とリスクを確認してください。
商品についてのレビュー投稿をお待ちしております。

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