WindowHandle関数|チャートウィンドウのハンドルを取得
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
MetaTrader4(MT4)では、チャートウィンドウのハンドルを取得することで、特定の通貨ペアおよび時間軸のチャートを一意に識別することができます。この記事では、チャートウィンドウのハンドルを取得する方法について、初心者向けにわかりやすく解説します。
WindowHandle関数|チャートウィンドウのハンドルを取得する方法
チャートウィンドウのハンドルを取得するには、`WindowHandle`関数を使用します。この関数を使うことで、指定した通貨ペアおよび時間軸のチャートウィンドウのハンドルを取得することができます。
以下は、`WindowHandle`関数の基本的な仕様です。
- WindowHandle関数の仕様
- int WindowHandle(
string symbol, // 通貨ペア種類
int timeframe // 時間軸種類
);
この関数は、指定した通貨ペアおよび時間軸のチャートウィンドウのハンドルを返します。指定した通貨ペアおよび時間軸のチャートが開かれていない場合、戻り値は `0` となります。
以下は、`WindowHandle`関数を使ってチャートウィンドウのハンドルを取得するサンプルコードです。
- ハンドル取得の例
- // H1チャートウィンドウのハンドルを取得
int win_handle = WindowHandle(“USDJPY", PERIOD_H1);
if(win_handle != 0) {
Print(“Detected USDJPY H1 chart window. Copying rates array immediately.");}
このサンプルコードでは、`WindowHandle`関数を使って、USDJPYのH1チャートウィンドウのハンドルを取得し、そのハンドルが `0` でない場合にメッセージをプリントしています。
チャートウィンドウのハンドルを取得する機能は、以下のような場合に役立ちます。
- よく使われるケース
- – 特定の通貨ペアおよび時間軸のチャートを操作したいとき
– プログラムで動的にチャートのデータを取得したいとき
– 複数のチャートを管理する際に、それぞれのチャートを一意に識別したいとき
これらのケースで、`WindowHandle`関数を使うことで、効率的にチャートウィンドウのハンドルを取得して管理することができます。
まとめ
MetaTrader4の`WindowHandle`関数を使えば、チャートウィンドウのハンドルを簡単に取得できます。これにより、トレーダーは特定のチャートを一意に識別しやすくなり、取引の精度を向上させることができます。初心者の方も、この記事を参考にぜひチャートウィンドウのハンドルの取得に挑戦してみてください。
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