MQL4の日時型から特定の値を取り出す方法
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
日時型から特定の値を取り出す
日時型から年、月、日、時、分、秒を取り出す方法
MQL4では、以下の関数を使用して日時型から年、月、日、時、分、秒を取り出すことができます:
- `TimeYear(datetime value)`: 指定した日時の年を取得します。
- `TimeMonth(datetime value)`: 指定した日時の月を取得します。
- `TimeDay(datetime value)`: 指定した日時の日を取得します。
- `TimeHour(datetime value)`: 指定した日時の時を取得します。
- `TimeMinute(datetime value)`: 指定した日時の分を取得します。
- `TimeSeconds(datetime value)`: 指定した日時の秒を取得します。
使用例とサンプルコード
以下のサンプルコードは、指定した日時から年、月、日、時、分、秒をそれぞれ取り出して表示する方法を示しています。
- サンプルコード
- void OnStart()
{
// 指定した日時(例:2024年6月30日12時45分30秒)
datetime specificTime = D’2024.06.30 12:45:30′;
// 年、月、日、時、分、秒をそれぞれ取得
int year = TimeYear(specificTime);
int month = TimeMonth(specificTime);
int day = TimeDay(specificTime);
int hour = TimeHour(specificTime);
int minute = TimeMinute(specificTime);
int seconds = TimeSeconds(specificTime);
// 取得した値を表示
Print(“年: “, year);
Print(“月: “, month);
Print(“日: “, day);
Print(“時: “, hour);
Print(“分: “, minute);
Print(“秒: “, seconds);
}
このコードを実行すると、ターミナルウィンドウに指定した日時から取得した年、月、日、時、分、秒がそれぞれ表示されます。
サンプルコードの実行結果
- 年: 2024
- 月: 6
- 日: 30
- 時: 12
- 分: 45
- 秒: 30
このように、日時型から特定の値を簡単に取り出すことができます。これを活用することで、トレード戦略を日時に基づいて柔軟に制御することが可能になります。次回は、日時の比較方法について詳しく見ていきます。
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