StringSplit関数(MQL4)|文字列の分割
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
文字列の分割
StringSplit 関数の使い方
MQL4では、文字列を特定の区切り文字で分割するために `StringSplit` 関数を使用します。この関数は、指定した文字列を区切り文字で分割し、配列として返します。例えば、カンマで区切られたCSV形式のデータを個別の要素に分割する場合に便利です。
- StringSplit 関数の使用例①
- string text = “EURUSD,USDJPY,GBPUSD";
string array[];
int count = StringSplit(text, ',’, array);
Print(“分割された要素の数: “, count); // 出力: 3
for (int i = 0; i < count; i++)
{
Print(“要素 “, i + 1, “: “, array[i]);
}
指定した区切り文字での分割方法
`StringSplit` 関数を使用することで、任意の区切り文字で文字列を分割することができます。以下に、実際の使用例を示します。
- StringSplit 関数の使用例②
- void OnStart()
{
string text = “USDJPY:110.25:2021-06-29";
string array[];
int count = StringSplit(text, ':’, array);
Print(“分割された要素の数: “, count); // 出力: 3
Print(“通貨ペア: “, array[0]); // 出力: USDJPY
Print(“価格: “, array[1]); // 出力: 110.25
Print(“日付: “, array[2]); // 出力: 2021-06-29
}
まとめ
文字列の分割は、MQL4でのプログラミングにおいて非常に役立つ技術です。`StringSplit` 関数を使用することで、特定の区切り文字で文字列を効率的に分割し、個々の要素にアクセスすることができます。この技術を理解することで、より複雑な文字列操作が可能となり、プログラムの柔軟性が向上します。
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