文字列型 (string)
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
- Keyword
- mql, string
用途
文字列型(string)は、文字列を表現するために使用されます。例えば、ユーザー名、メッセージ、通貨ペアのシンボルなど、多くの場面で文字列型が必要です。MQL4では、最大255文字までのASCII文字列を保持できます。
サイズ
文字列型のサイズは可変で、実際の文字列データはメモリ内の他の場所に格納されます。ポインタとしては8バイトのサイズを持ちます。
値の範囲
文字列型は0から255までのASCII文字を保持できます。これは、各文字が1バイトで表現されることを意味します。
使用例
以下に、文字列型の使用例を示します。この例では、文字列を変数に格納し、メッセージとして出力します。
- 「string」の使用例
- void OnStart() {
// 文字列を定義
string greeting = “こんにちは、世界!";
string currencyPair = “USDJPY";
// 文字列を出力
Print(greeting);
Print(“現在の通貨ペアは “, currencyPair, " です。");
// 文字列の連結
string fullMessage = greeting + " 現在の通貨ペアは " + currencyPair + " です。";
Print(fullMessage);
}
このコードでは、以下の手順で文字列型を使用しています。
- greetingとcurrencyPairという文字列変数を定義し、それぞれに値を割り当てます。
- Print関数を使用して、greetingとcurrencyPairの内容を出力します。
- +演算子を使用して、複数の文字列を連結し、fullMessageという新しい文字列に格納します。
- fullMessageの内容をPrint関数で出力します。
このように、文字列型はテキストデータを扱うために非常に便利です。文字列の操作や表示が必要な場合に広く使用されます。
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