PlaySound()関数|サウンドを再生
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
MetaTrader4(MT4)を使用して自動売買EAを開発する際、特定のイベントが発生したときにサウンドを再生する機能を追加することがあります。この記事では、サウンドを再生する方法と、その使用例について解説します。初心者でも理解しやすいように、各ステップを詳しく説明します。
PlaySound()関数|サウンドを再生する方法
MT4でサウンドを再生するには、PlaySound()関数を使用します。この関数は、指定されたサウンドファイルを再生します。
- PlaySound()関数の仕様
- void PlaySound(string filename)
– filename:再生するサウンドファイルのパス(wav形式)
この関数は戻り値を持ちません。指定されたサウンドファイルを再生するだけです。
サウンドファイル(wav形式)は、次のフォルダに格納しておく必要があります。
- サウンドファイルの格納場所
- – [MetaTrader4]/sounds
※[MetaTrader4]は、MetaTraderのインストールフォルダ
以下に、具体的なサンプルコードを示します。
- サンプルコード
- int start() {
// デモ口座の場合、サウンドを再生する
if(IsDemo()) {
PlaySound(“alert.wav");
}
}
実際の利用例
トレードの条件が満たされたときにアラートサウンドを再生することができます。例えば、特定の価格に達したときに通知を受け取りたい場合などに有効です。
- アラートサウンドを設定する
- double targetPrice = 1.2340; // 目標価格
int start() {
// 現在の価格が目標価格に達した場合、サウンドを再生する
if(Bid >= targetPrice) {
PlaySound(“alert.wav");
}
}
まとめ
MT4でのサウンド再生方法について解説しました。サウンドを活用することで、特定のイベントが発生した際にユーザーに通知することが可能です。サンプルコードを参考に、自動売買EAの機能をさらに拡張してください。
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