ObjectsTotal関数（MQL4）｜図形の個数を取得
執筆者
佐川直弘（株式会社トリロジー取締役）
MetaTrader4（MT4）では、作成した図形の個数を取得することで、チャート上に表示されている全ての図形を管理することができます。この記事では、図形の個数を取得する方法について、初心者向けにわかりやすく解説します。
ObjectsTotal関数｜図形の個数を取得する方法
作成した図形の個数を取得するには、`ObjectsTotal`関数を使用します。この関数を使うことで、チャート上に存在する図形の総数を取得することができます。
以下は、`ObjectsTotal`関数の基本的な仕様です。
- ObjectsTotal関数の仕様
- int ObjectsTotal(
int type=EMPTY // 図形種類（未指定の場合は全ての図形が対象）
);
この関数は、指定した種類の図形の個数を返します。引数を指定しない場合は、全ての種類の図形の個数を返します。
以下は、`ObjectsTotal`関数を使って図形の個数を取得するサンプルコードです。
- 図形個数取得の例
- // 全ての図形の個数を取得して表示
for(int i = 0; i < ObjectsTotal(); i++) {
Print(“Name of object #", i, “: “, ObjectName(i));}
このサンプルコードでは、`ObjectsTotal`関数を使って全ての図形の個数を取得し、それぞれの図形の名前を表示しています。
図形の個数を取得する機能は、以下のような場合に役立ちます。
- よく使われるケース
- – チャート上に表示されている全ての図形を確認したいとき
– 一定の条件を満たす図形を管理・操作したいとき
– 作成された図形の数を動的にチェックしたいとき
これらのケースで、`ObjectsTotal`関数を使うことで、効率的に図形の管理ができます。
まとめ
MetaTrader4の`ObjectsTotal`関数を使えば、チャート上に作成された図形の個数を簡単に取得できます。これにより、トレーダーはチャート上の図形を効率的に管理し、取引の精度を向上させることができます。初心者の方も、この記事を参考にぜひ図形個数の取得に挑戦してみてください。