ObjectSetText関数(MQL4)|テキストの文字列を設定
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
MetaTrader4(MT4)では、テキストの文字列を設定することで、チャート上に表示されるテキストをカスタマイズすることができます。この記事では、テキストの文字列を設定する方法について、初心者向けにわかりやすく解説します。
ObjectSetText関数|テキストの文字列を設定する方法
テキストの文字列を設定するには、`ObjectSetText`関数を使用します。この関数を使うことで、作成したテキストオブジェクトやラベルオブジェクトに対して、文字列やフォントサイズ、フォント、文字色を設定することができます。
以下は、`ObjectSetText`関数の基本的な仕様です。
- ObjectSetText関数の仕様
- bool ObjectSetText(
string name, // 図形名称
string text, // テキストの文字列
int font_size, // フォントサイズ(単位:ポイント)
string font=NULL, // フォント
color text_color=CLR_NONE // 文字色
);
この関数は、テキストの設定に成功すると `true` を返し、失敗すると `false` を返します。エラーが発生した場合は、`GetLastError` 関数を使ってエラー情報を取得できます。
以下は、`ObjectSetText`関数を使ってテキストの文字列を設定するサンプルコードです。
- テキスト設定の例
- // テキストオブジェクトに文字列を設定
ObjectSetText(“text_object", “Hello world!", 10, “Arial", Blue);
このサンプルコードでは、`text_object` という名前のテキストオブジェクトに対して、「Hello world!」という文字列を設定し、フォントサイズを10ポイント、フォントを “Arial"、文字色を青色に設定しています。
以下は、よく使われるフォントと色の一部です。
- よく使われるフォントと色
- – フォント:Arial, Verdana, Times New Roman, Courier New
– 色:Red, Green, Blue, Yellow, Black, White
これらのフォントや色を適切に設定することで、チャート上のテキストをより見やすくカスタマイズすることができます。
まとめ
MetaTrader4の`ObjectSetText`関数を使えば、チャート上のテキストの文字列を簡単に設定できます。これにより、トレーダーはチャートをより視覚的に理解しやすくなり、取引の精度を向上させることができます。初心者の方も、この記事を参考にぜひテキスト設定に挑戦してみてください。
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