ObjectGet関数(MQL4)|図形のプロパティを取得
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
MetaTrader4(MT4)では、図形のプロパティを取得することで、既存の図形の属性を確認することができます。この記事では、図形のプロパティを取得する方法について、初心者向けにわかりやすく解説します。
ObjectGet関数|図形のプロパティを取得する方法
図形のプロパティ(属性)を取得するには、`ObjectGet`関数を使用します。この関数を使うことで、作成した図形の線幅、色、座標などのプロパティを取得することができます。
以下は、`ObjectGet`関数の基本的な仕様です。
- ObjectGet関数の仕様
- double ObjectGet(
string name, // 図形名称
int index // 図形属性種別
);
この関数は、指定した図形のプロパティの値を返します。エラーが発生した場合は、`GetLastError` 関数を使ってエラー情報を取得できます。
以下は、`ObjectGet`関数を使って図形のプロパティを取得するサンプルコードです。
- 図形プロパティの取得例
- // 水平線の色を取得
color oldColor = ObjectGet(“line1", OBJPROP_COLOR);
このサンプルコードでは、`line1` という名前の水平線の色を取得しています。
以下は、よく使われるプロパティの一部です。
- よく使われるプロパティ
- – `OBJPROP_COLOR`: 図形の色
– `OBJPROP_WIDTH`: 線の幅
– `OBJPROP_STYLE`: 線のスタイル(実線、点線など)
– `OBJPROP_RAY`: トレンドラインを無限に延長するかどうか
– `OBJPROP_ANGLE`: 角度
これらのプロパティを取得することで、既存の図形の属性を確認し、必要に応じて変更することができます。
まとめ
MetaTrader4の`ObjectGet`関数を使えば、チャート上の図形のプロパティを簡単に取得できます。これにより、トレーダーはチャート上の図形の属性を確認しやすくなり、取引の精度を向上させることができます。初心者の方も、この記事を参考にぜひプロパティ取得に挑戦してみてください。
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