ObjectDescription関数(MQL4)|テキストの文字列を取得
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
MetaTrader4(MT4)では、テキストの文字列を取得することで、既存のテキストオブジェクトやラベルオブジェクトに設定された文字列を確認することができます。この記事では、テキストの文字列を取得する方法について、初心者向けにわかりやすく解説します。
ObjectDescription関数|テキストの文字列を取得する方法
テキストの文字列を取得するには、`ObjectDescription`関数を使用します。この関数を使うことで、作成したテキストオブジェクトやラベルオブジェクトに設定された文字列を取得することができます。
以下は、`ObjectDescription`関数の基本的な仕様です。
- ObjectDescription関数の仕様
- string ObjectDescription(
string name // 図形名称
);
この関数は、指定した図形の文字列を返します。エラーが発生した場合は、`GetLastError` 関数を使ってエラー情報を取得できます。
以下は、`ObjectDescription`関数を使ってテキストの文字列を取得するサンプルコードです。
- テキスト取得の例
- // テキストオブジェクトの文字列を取得して表示
Print(“text_object : " + ObjectDescription(“text_object"));
このサンプルコードでは、`text_object` という名前のテキストオブジェクトに設定された文字列を取得し、それをプリントしています。
テキストの文字列を取得する機能は、以下のような場合に役立ちます。
- よく使われるケース
- – 既存のテキストオブジェクトに設定された文字列を確認したいとき
– 複数のテキストオブジェクトの内容を動的に変更する前に、現在の内容を記録しておきたいとき
これらのケースで、`ObjectDescription`関数を使うことで、効率的にテキストの管理ができます。
まとめ
MetaTrader4の`ObjectDescription`関数を使えば、チャート上のテキストオブジェクトやラベルオブジェクトに設定された文字列を簡単に取得できます。これにより、トレーダーは既存のテキストの内容を確認しやすくなり、取引の精度を向上させることができます。初心者の方も、この記事を参考にぜひテキスト取得に挑戦してみてください。
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