MT4とMT5の比較

2024年9月19日

執筆者

【執筆】株式会社トリロジー
【登録】財務省近畿財務局長(金商)第372号
【加入】日本投資顧問業協会 会員番号022-00269

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AVA TRADE MT4

このページでは、MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)の比較(違い)をお示しします。

  • MT4:対応ツール(EA・インジケータ等)が豊富
  • MT5:高性能

MT4とMT5の比較表

特徴MetaTrader 4 (MT4)MetaTrader 5 (MT5)
リリース年20052010
プラットフォームの用途外国為替(FX)に特化、CFD・先物取引にも対応外国為替(FX)、CFD、先物、株式取引、オプション、債券 など
プログラミング言語MQL4MQL5
時間枠9種類
(1分、5分、15分、30分、1時間、4時間、日足、週足、月足)
21種類
(1分、2分、3分、4分、5分、6分、10分、12分、15分、20分、30分、1時間、2時間、3時間、4時間、6時間、8時間、日足、週足、月足、年足)
保留注文タイプ4種類
(Buy Limit、Sell Limit、Buy Stop、Sell Stop)
6種類
(Buy Limit、Sell Limit、Buy Stop、Sell Stop、Buy Stop Limit、Sell Stop Limit)
テクニカル指標の数30種類38種類
描画ツールの数31種類44種類
カスタムインディケーターサポートサポート
エコノミックカレンダーなしあり
内蔵チャット機能なしあり
ポジションのヘッジありあり
ポジションのネッティングなしあり
市場の深さ(DOM)なしあり
バックテスト機能シングルスレッドマルチスレッド
ストラテジーテスターありあり(マルチスレッドで高速)
注文実行タイプ3種類 (Instant Execution、Request Execution、Market Execution)4種類 (Instant Execution、Request Execution、Market Execution、Exchange Execution)
アルゴリズム取引あり(MQL4でEA作成可能)あり(MQL5でEA作成可能)
コピー取引ありあり
互換性MT4専用MT5専用(MT4のEAやインディケーターは直接使用不可)
プラットフォームのアーキテクチャ32ビット64ビット
アラートと通知サポートサポート
対応OSWindows、Mac OS、iOS、AndroidWindows、Mac OS、iOS、Android

まとめ

MetaTrader 4(MT4)は、長年の歴史と大規模なユーザーベースを獲得しています。主に外国為替(FX)取引に特化しており、シンプルで使いやすいインターフェースと豊富なテクニカル分析ツールを提供します。MQL4言語でEA(Expert Advisor)を作成し、自動売買を行うことが可能です。

MetaTrader 5(MT5)は、徐々に採用が増加中だが、MT4ほどの普及には至っていません。MT4の後継プラットフォームとして、FX取引だけでなく、CFD、先物、株式取引にも対応しています。MQL5言語でのEA作成により、より高度な自動売買が可能です。また、より多機能なバックテスト、エコノミックカレンダー、市場の深さ(DOM)、ネッティングポジションなど、追加の機能を提供します。MT5は、マルチスレッド処理に対応しているため、パフォーマンス面でも優れています。

それぞれのプラットフォームは、トレーダーのニーズや取引スタイルに応じて選択されます。MT4はシンプルで使いやすいプラットフォームを求めるトレーダーに適しており、MT5はより多機能で高度な取引を求めるトレーダーに適しています。

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