MathRand関数・MathSrand関数(MQL4)|乱数
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
Contents
乱数の生成方法
乱数は、予測不可能な数値を生成するために使用されます。MQL4では、乱数を生成するためにMathRand関数とMathSrand関数を使用します。以下に具体例を示します。
- 例: 乱数を生成する場合
- MathSrand(GetTickCount()); // シードを設定
int randomNumber = MathRand();
Print('生成された乱数: ', randomNumber);
乱数の実用例
乱数は、モンテカルロシミュレーションやテストデータの生成、アルゴリズムトレードにおいて利用されます。特に、ランダムなイベントのシミュレーションや確率的な戦略の評価に役立ちます。
- 例: モンテカルロシミュレーション
- MathSrand(GetTickCount()); // シードを設定
double price = 1.1500;
for (int i = 0; i < 1000; i++) {
double randomChange = (MathRand() / 32767.0 – 0.5) * 0.02; // -0.01から0.01の範囲の乱数
price += randomChange;
}
Print('シミュレーション後の価格: ', price);
モンテカルロシミュレーションは、将来の価格変動を予測するために多数のランダムなシナリオを生成して評価する手法です。
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