MathCeil関数(MQL4)|小数点以下の切り上げと切り捨て
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
小数点以下の切り上げの方法
切り上げは、小数点以下の値を切り上げて最も近い整数にする操作です。MQL4では、切り上げを行うためにMathCeil関数を使用します。以下に具体例を示します。
- 例: 15.25を切り上げる場合
- double value = 15.25;
double ceilValue = MathCeil(value);
Print('切り上げ結果: ', ceilValue);
小数点以下の切り捨ての方法
切り捨ては、小数点以下の値を切り捨てて最も近い整数にする操作です。MQL4では、切り捨てを行うためにMathFloor関数を使用します。以下に具体例を示します。
- 例: 15.75を切り捨てる場合
- double value = 15.75;
double floorValue = MathFloor(value);
Print('切り捨て結果: ', floorValue);
利用シナリオ
切り上げや切り捨ては、取引数量や価格の計算などで非常に便利です。例えば、取引数量を整数にしたり、特定の価格を超えるかどうかを判断したりする場合に使用されます。
- 例: 取引数量の切り上げと切り捨てdouble quantity = 9.3;
- double roundedUpQuantity = MathCeil(quantity);
double roundedDownQuantity = MathFloor(quantity);
Print('切り上げた数量: ', roundedUpQuantity);
Print('切り捨てた数量: ', roundedDownQuantity);
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