ファイルのオープンとクローズ(ファイルの基本操作)|MQL4ファイル操作の基本
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
ファイルのオープンとクローズ(ファイルの基本操作)
- FileOpen関数の使い方
- FileOpen関数は、指定したファイルを開くために使用します。ファイルのオープンモードには、読み込み専用、書き込み専用、読み書き可能などがあります。
- 構文:
- int FileOpen(string filename, int mode);
- 例:
- // ファイルを読み書きモードで開く
int handle = FileOpen(“example.txt", FILE_READ|FILE_WRITE);
if (handle < 0) {
Print(“ファイルを開けませんでした");
} else {
Print(“ファイルが正常に開かれました");
}
- FileClose関数の使い方
- FileClose関数は、開いているファイルを閉じるために使用します。ファイルを操作し終わったら必ず閉じるようにしましょう。
- 構文:
- void FileClose(int handle);
- 例:
- // ファイルを閉じる
FileClose(handle);
ファイルの読み込み
- FileRead関数の使い方
- ファイルからデータを読み込むには、FileReadString関数を使用します。この関数は、指定したファイルから文字列を読み込みます。
- 構文:
- string FileReadString(int handle);
- 例: テキストファイルからデータを読み込む方法
- int handle = FileOpen(“example.txt", FILE_READ);
if (handle < 0) {
Print(“ファイルを開けませんでした");
} else {
while (!FileIsEnding(handle)) {
string line = FileReadString(handle);
Print(line);
}
FileClose(handle);
}
ファイルの書き込み
- FileWrite関数の使い方
- ファイルにデータを書き込むには、FileWrite関数を使用します。この関数は、指定したファイルにデータを書き込みます。
- 構文:
- int FileWrite(int handle, …);
- 例: テキストファイルにデータを書き込む方法
- int handle = FileOpen(“example.txt", FILE_WRITE|FILE_CSV);
if (handle < 0) {
Print(“ファイルを開けませんでした");
} else {
FileWrite(handle, “日時,価格,ボリューム");
FileWrite(handle, “2024-06-30,145.23,1000");
FileClose(handle);
}
まとめ
以上が、MQL4におけるファイルの基本操作についての解説です。ファイルのオープンとクローズ、読み込み、書き込みの方法を理解することで、EAやスクリプトで柔軟なデータ管理が可能になります。次回は、ファイル操作の応用についてさらに詳しく解説します。
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