MQL4の日時の比較方法

2024年10月1日

執筆者

佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)

 日時の比較

2つの日時を比較する方法

MQL4では、日時型(datetime)同士を比較するために、以下の比較演算子を使用できます。

  • == 等しい
  • != 等しくない
  • < 小さい
  • <= 小さいか等しい
  • > 大きい
  • >= 大きいか等しい

これらの演算子を使用することで、日時の大小を簡単に比較することができます。

使用例とサンプルコード

以下のサンプルコードは、2つの日時を比較して、その結果を表示する方法を示しています。

サンプルコード
void OnStart()
{
  // 2つの日時を定義(例:2024年6月30日12時45分30秒と2024年6月30日15時30分00秒)
  datetime time1 = D’2024.06.30 12:45:30′;
  datetime time2 = D’2024.06.30 15:30:00′;

  // 日時の比較
  if(time1 == time2)
    Print(“time1 と time2 は等しい");
  else if(time1 != time2)
    Print(“time1 と time2 は等しくない");

  if(time1 < time2)
    Print(“time1 は time2 より小さい");
  else if(time1 <= time2)
    Print(“time1 は time2 より小さいか等しい");

  if(time1 > time2)
    Print(“time1 は time2 より大きい");
  else if(time1 >= time2)
    Print(“time1 は time2 より大きいか等しい");
}

このコードを実行すると、ターミナルウィンドウに2つの日時の比較結果が表示されます。

サンプルコードの実行結果

time1 と time2 は等しくない
time1 は time2 より小さい
time1 は time2 より小さいか等しい

このように、MQL4では簡単に日時の大小を比較することができます。これを活用することで、トレード戦略を日時に基づいて柔軟に制御することが可能になります。

MQL4

Posted by 佐川直弘