配列の操作(配列操作の基本)|MQL4プログラミング
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
配列の操作
配列の要素へのアクセス
配列の要素にはインデックスを使用してアクセスします。インデックスは0から始まり、配列の要素番号を指定して値を取得または設定します。
- 例: インデックスを使用した要素の取得と設定
- double prices[7]; // 配列の宣言
// 要素の設定
prices[0] = 100.5;
prices[1] = 101.0;
prices[2] = 102.3;
// 要素の取得
double mondayPrice = prices[0]; // 月曜日の価格を取得
double tuesdayPrice = prices[1]; // 火曜日の価格を取得
上記のコードでは、`prices`配列の各要素に値を設定し、特定の要素の値を取得しています。これにより、配列内の特定のデータを簡単に操作できます。
配列のサイズ取得
配列のサイズを取得するには、`ArraySize`関数を使用します。この関数は配列の要素数を返します。
- 例: ArraySize関数の使用方法
- double prices[7]; // 配列の宣言
int size = ArraySize(prices); // 配列のサイズを取得
Print(“配列のサイズは: “, size);
上記のコードでは、`ArraySize`関数を使用して`prices`配列のサイズを取得し、その値を出力しています。これにより、配列の長さを動的に確認できます。
配列のリサイズ
配列のサイズを変更するには、`ArrayResize`関数を使用します。この関数は配列のサイズを変更し、必要に応じて新しい要素を初期化します。
- 例: ArrayResize関数の使用方法
- double prices[7]; // 配列の宣言
// 配列のリサイズ
ArrayResize(prices, 10); // 配列のサイズを10に変更
// 新しい要素に値を設定
prices[7] = 103.5;
prices[8] = 104.0;
prices[9] = 105.3;
int newSize = ArraySize(prices); // 新しい配列のサイズを取得
Print(“新しい配列のサイズは: “, newSize);
上記のコードでは、`ArrayResize`関数を使用して`prices`配列のサイズを変更し、新しい要素に値を設定しています。これにより、配列のサイズを柔軟に変更できます。
これで、配列の要素へのアクセス、サイズ取得、およびリサイズの方法について理解できました。次章では、配列の応用操作について説明します。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません