配列の宣言と初期化(配列操作の基本)|MQL4プログラミング

2024年10月1日

執筆者

佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)

配列の宣言と初期化

一次元配列の宣言

一次元配列とは、一列に並んだデータの集まりを管理するための配列です。例えば、一週間の各日の価格データを管理する場合に使用します。

例: 一次元配列の宣言
double prices[7]; // 1週間分の価格データを格納する配列

上記の例では、`prices`という名前の配列を宣言し、7つの`double`型データを格納できるようにしています。

多次元配列の宣言

多次元配列とは、複数の次元を持つ配列で、より複雑なデータ構造を管理するために使用します。例えば、複数の通貨ペアの価格データを日ごとに管理する場合に使用します。

例: 多次元配列の宣言
double prices[5][7]; // 5つの通貨ペアの1週間分の価格データを格納する配列

上記の例では、5つの通貨ペアそれぞれに1週間分の価格データを格納できるようにしています。

配列の初期化

配列を宣言しただけではデータが格納されていないため、初期化が必要です。配列の初期化には静的初期化と動的初期化の2種類があります。

静的初期化

静的初期化とは、配列を宣言すると同時にデータを設定する方法です。

例: 静的初期化
double prices[7] = {100.5, 101.0, 102.3, 101.8, 100.9, 99.5, 98.7}; // 1週間分の価格データを初期化

動的初期化

動的初期化とは、配列を宣言した後でデータを設定する方法です。

例: 動的初期化
double prices[7];
prices[0] = 100.5;
prices[1] = 101.0;
prices[2] = 102.3;
prices[3] = 101.8;
prices[4] = 100.9;
prices[5] = 99.5;
prices[6] = 98.7;

動的初期化では、必要に応じて配列の各要素に値を設定します。

これで、一次元配列と多次元配列の宣言および初期化方法について理解できました。次章では、配列の操作方法について説明します。

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Posted by 佐川直弘