高度な配列操作(配列操作の基本)|MQL4プログラミング
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
高度な配列操作
配列のコピー
配列を他の配列にコピーする場合、MQL4では`ArrayCopy`関数を使用します。この関数は、一つの配列から他の配列にデータを効率的にコピーします。
- 例: ArrayCopy関数の使用方法
- double source[5] = {100.5, 101.0, 102.3, 101.8, 100.9};
double destination[5];
// 配列をコピー
ArrayCopy(destination, source);
// コピーされた配列を出力
for (int i = 0; i < ArraySize(destination); i++) {
Print(“destination[“, i, “] = “, destination[i]);
}
上記のコードでは、`ArrayCopy`関数を使用して`source`配列の内容を`destination`配列にコピーし、各要素を出力しています。これにより、配列のデータを簡単に複製できます。
配列の最大値・最小値の取得
配列内の最大値や最小値を取得するためには、`ArrayMaximum`関数と`ArrayMinimum`関数を使用します。
- 例: ArrayMaximum関数とArrayMinimum関数の使用方法
- double prices[5] = {100.5, 101.0, 102.3, 101.8, 100.9};
// 配列の最大値の取得
int maxIndex = ArrayMaximum(prices);
Print(“最大値は: “, prices[maxIndex], " (インデックス: “, maxIndex, “)");
// 配列の最小値の取得
int minIndex = ArrayMinimum(prices);
Print(“最小値は: “, prices[minIndex], " (インデックス: “, minIndex, “)");
上記のコードでは、`ArrayMaximum`関数を使用して`prices`配列の最大値を取得し、`ArrayMinimum`関数を使用して最小値を取得しています。これにより、配列内の最も高い値と最も低い値を簡単に見つけることができます。
これで、高度な配列操作について理解できました。これらの関数を使用することで、配列データの操作がさらに強力になります。
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