MetaEditor(開発環境)の使い方

2024年9月1日

執筆者

佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)

Keyword
MetaEditor

MetaEditorのインストールと設定

MetaEditorは、MetaTraderプラットフォームに付属する開発ツールで、EA(エキスパートアドバイザー)やカスタムインディケーターを作成するために使用されます。以下は、MetaEditorのインストールと設定方法です。

MetaTraderのインストール
まず、MetaTrader 4またはMetaTrader 5を公式サイトからダウンロードし、インストールします。
MetaEditorの起動
MetaTraderを起動し、ツールバーの「ツール」メニューから「MetaQuotes Language Editor」を選択するか、F4キーを押してMetaEditorを起動します。
初期設定
初回起動時にエディタの設定を行います。特に必要な設定はありませんが、フォントサイズやカラースキームを自分の好みに合わせて調整できます。

プロジェクトの作成方法

MetaEditorで新しいプロジェクトを作成する方法を説明します。

新規プロジェクトの作成
MetaEditorのツールバーで「ファイル」メニューから「新規作成」を選択します。
プロジェクトタイプの選択
新規作成ウィザードが表示されるので、作成するプロジェクトのタイプを選択します。EA、カスタムインディケーター、スクリプトのいずれかを選びます。
プロジェクト名の入力
プロジェクト名と保存場所を指定し、「次へ」をクリックします。
コードテンプレートの選択
初期コードテンプレートが表示されるので、必要に応じて変更します。初心者はデフォルトのまま進めて問題ありません。
プロジェクトの完了
「完了」をクリックすると、新しいプロジェクトが作成され、コードエディタが表示されます。

基本的なエディタの使い方

MetaEditorの基本的な使い方を説明します。

コードの編集
エディタに表示されたテンプレートコードを編集して、自分のロジックを追加します。MQL4またはMQL5の文法に従ってコードを記述します。
コードの保存
編集が完了したら、ツールバーの「ファイル」メニューから「保存」を選択して、コードを保存します。
コンパイル
コードが正しいかどうかを確認するために、ツールバーの「コンパイル」ボタン(またはF7キー)をクリックします。エラーがある場合は、エディタ下部のエラーログに表示されるので、修正します。
デバッグ
必要に応じて、デバッグ機能を使用してコードの動作を確認します。ブレークポイントを設定し、ステップ実行を行いながらコードの動作を確認します。

MQL4

Posted by 佐川直弘