整数型 (int)
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
- Keyword
- mql, int
用途
整数型(int)は、整数値を表現するために使用されます。整数とは、小数点を含まない正または負の数値のことです。プログラム内でループカウンタ、インデックス、フラグ、計算など様々な用途に使用されます。
サイズ
整数型のサイズは4バイトです。これは32ビットのメモリ空間を占有することを意味します。
値の範囲
整数型の値の範囲は、-2,147,483,648から2,147,483,647までです。この広い範囲の値を扱うことで、多くの計算や操作を効率的に行うことができます。
使用例
以下に、整数型の使用例を示します。この例では、ループカウンタとして整数型を使用し、特定の条件に基づいてメッセージを出力します。
- 「int」の使用例
- void OnTick() {
int count = 0;
double sum = 0.0;
int periods = 10;
// 最後の10本のバーの価格を合計する
for (int i = 0; i < periods; i++) {
sum += Close[i];
count++;
}
// 平均価格を計算する
double average = sum / count;
Print(“最後の", count, “本のバーの平均価格は “, average, " です。");
}
このコードでは、以下の手順で整数型を使用しています。
- int countとint periodsを宣言し、初期値を設定します。
- forループを使用して、最後の10本のバーの価格を合計します。
- 各ループの反復ごとにcountを増加させます。
- 合計値をバーの数で割り、平均価格を計算します。
- 結果をPrint関数で出力します。
このように、整数型はプログラムのさまざまな部分で使用され、計算やループ処理を効率的に行うために不可欠です。整数型を理解し、適切に使用することで、プログラムの性能と可読性を向上させることができます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません