GlobalVariablesDeleteAll関数|全てのグローバル変数の削除
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
MetaTrader4(MT4)では、全てのシステムグローバル変数を削除することで、不要な変数を一括でクリアすることができます。この記事では、全てのシステムグローバル変数を削除する方法について、初心者向けにわかりやすく解説します。
GlobalVariablesDeleteAll関数|全てのシステムグローバル変数を削除する方法
全てのシステムグローバル変数を削除するには、`GlobalVariablesDeleteAll`関数を使用します。この関数を使うことで、定義されているグローバル変数を一括で削除することができます。また、引数を指定することで、変数名に同じ接頭辞が利用されているものだけを一括で削除することも可能です。
以下は、`GlobalVariablesDeleteAll`関数の基本的な仕様です。
- GlobalVariablesDeleteAll関数の仕様
- int GlobalVariablesDeleteAll(
string prefix_name=NULL // グローバル変数の接頭辞。未指定の場合は全てのグローバル変数が対象。
);
この関数は、全てのシステムグローバル変数を削除します。削除に成功した変数の個数が戻り値として返されます。
以下は、`GlobalVariablesDeleteAll`関数を使ってグローバル変数を削除するサンプルコードです。
- グローバル変数削除の例
- // “test_" という接頭辞を持つグローバル変数を削除
Print(GlobalVariablesDeleteAll(“test_"), " global variables with 'test_’ prefix deleted");
このサンプルコードでは、`GlobalVariablesDeleteAll`関数を使って、"test_" という接頭辞を持つグローバル変数を一括で削除しています。
全てのシステムグローバル変数を削除するには、引数を指定せずに`GlobalVariablesDeleteAll`関数を使用します。
- 全てのグローバル変数を削除する例
- // 全てのグローバル変数を削除
Print(“Deleted all global variables: “, GlobalVariablesDeleteAll());
このサンプルコードでは、`GlobalVariablesDeleteAll`関数を使って、全てのシステムグローバル変数を一括で削除しています。
全てのシステムグローバル変数を削除する機能は、以下のような場合に役立ちます。
- よく使われるケース
- – 不要なグローバル変数を一括でクリアしたいとき
– 変数名の接頭辞に基づいて特定のグループの変数を削除したいとき
– プログラムの動作に影響を与える可能性のある古い変数を一括で削除したいとき
これらのケースで、`GlobalVariablesDeleteAll`関数を使うことで、効率的にシステムグローバル変数を削除することができます。
まとめ
MetaTrader4の`GlobalVariablesDeleteAll`関数を使えば、全てのシステムグローバル変数を簡単に削除できます。これにより、トレーダーは不要な変数を一括でクリアし、プログラムの動作を安定させることができます。初心者の方も、この記事を参考にぜひ全てのシステムグローバル変数の削除に挑戦してみてください。
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