GlobalVariableCheck関数|グローバル変数の存在を確認

2024年9月4日

執筆者

佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)

MetaTrader4(MT4)では、システムグローバル変数が既に存在するかを確認することで、変数の重複作成を防ぐことができます。この記事では、システムグローバル変数の存在を確認する方法について、初心者向けにわかりやすく解説します。

GlobalVariableCheck関数|システムグローバル変数の存在を確認する方法

システムグローバル変数が既に存在するかを確認するには、`GlobalVariableCheck`関数を使用します。この関数を使うことで、指定したグローバル変数が存在するかどうかを確認することができます。

以下は、`GlobalVariableCheck`関数の基本的な仕様です。

GlobalVariableCheck関数の仕様
bool GlobalVariableCheck(
    string name  // グローバル変数名
);

この関数は、指定したグローバル変数が既に存在する場合は `true` を、存在しない場合は `false` を返します。エラーが発生した場合は `false` を返し、詳細なエラー情報は `GetLastError` 関数を使用して取得できます。

以下は、`GlobalVariableCheck`関数を使ってグローバル変数の存在を確認するサンプルコードです。

グローバル変数の存在確認の例
if(!GlobalVariableCheck(“PA1")) {
    GlobalVariableSet(“PA1", 1);
}

このサンプルコードでは、`GlobalVariableCheck`関数を使って “PA1" という名前のグローバル変数が存在するかどうかを確認し、存在しない場合は `GlobalVariableSet`関数を使って新たに変数を作成しています。

システムグローバル変数の存在を確認する機能は、以下のような場合に役立ちます。

よく使われるケース
– グローバル変数の重複作成を防ぎたいとき
– 特定の変数が既に存在するかどうかを確認したいとき
– プログラム間で連携を行う際に、必要な変数が存在するかどうかを確認したいとき

これらのケースで、`GlobalVariableCheck`関数を使うことで、効率的にシステムグローバル変数の存在を確認することができます。

まとめ

MetaTrader4の`GlobalVariableCheck`関数を使えば、システムグローバル変数の存在を簡単に確認できます。これにより、トレーダーは変数の重複作成を防ぎ、プログラム間でのデータ連携を円滑に行うことができます。初心者の方も、この記事を参考にぜひシステムグローバル変数の存在確認に挑戦してみてください。

MQL4

Posted by 佐川直弘