日時型 (datetime)
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
- keyword
- mql, datetime
用途
日時型(datetime)は、日付と時間を表現するために使用されます。このデータ型は、1970年1月1日からの通算秒数で表現されます。日時型は、過去や未来の特定の日時を記録したり、取引のタイムスタンプを管理するために非常に便利です。
サイズ
日時型のサイズは4バイトです。この4バイトのメモリ領域に、1970年1月1日からの通算秒数が格納されます。
値の範囲
日時型の値の範囲は1970年1月1日 00:00 から2037年12月31日 23:59までです。これは、32ビットの整数で表現できる範囲です。
使用例
以下に、日時型の使用例を示します。この例では、現在の日時を取得し、フォーマットして出力します。
- 「datetime」の使用例
- void OnStart() {
// 現在の日時を取得
datetime currentTime = TimeCurrent();
// 日時をフォーマット
string formattedTime = TimeToString(currentTime, TIME_DATE | TIME_MINUTES);
// 結果を出力
Print(“現在の日時は “, formattedTime, " です。");
// 1日前の日時を計算
datetime oneDayAgo = currentTime – 24 * 60 * 60;
string formattedOneDayAgo = TimeToString(oneDayAgo, TIME_DATE | TIME_MINUTES);
Print(“1日前の日時は “, formattedOneDayAgo, " です。");
}
このコードでは、以下の手順で日時型を使用しています。
- TimeCurrent関数を使用して、現在の日時を取得し、currentTimeに格納します。
- TimeToString関数を使用して、currentTimeをフォーマットし、formattedTimeに文字列として格納します。この関数は日時を読みやすい形式に変換します。
- Print関数を使用して、現在の日時を出力します。
- 現在の日時から24時間(1日)を引くことで、1日前の日時を計算し、oneDayAgoに格納します。
- 同様に、TimeToString関数を使用して、1日前の日時をフォーマットし、formattedOneDayAgoに格納します。
- Print関数を使用して、1日前の日時を出力します。
このように、日時型はプログラム内で日付と時間を管理するために非常に便利です。取引のタイムスタンプや特定の日時を操作する際に活用できます。
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