文字型 (char)
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
- Keyword
- mql, char
用途
文字型(char)は、単一の文字を表現するために使用されます。他のプログラミング言語と異なり、MQL4では文字を表現するためにint型を使用します。これは、MQL4の内部では文字が数値として扱われるためです。
サイズ
文字型のサイズは4バイトです。これは、文字が数値として表現されるために必要なメモリサイズです。
値の範囲
文字型の値の範囲は0から255までです。これは、ASCIIコードに基づいており、英数字や記号などの文字を表現することができます。
使用例
以下に、文字型の使用例を示します。この例では、文字を数値として扱い、特定の文字が入力されたかどうかを判定してメッセージを出力します。
- 「char」の使用例
- void OnStart() {
// 文字を数値として定義
int charA = 'A’;
int charB = 'B’;
// 特定の文字が入力されたかどうかを判定
if (charA == 65) {
Print(“文字Aが入力されました。");
}
if (charB == 66) {
Print(“文字Bが入力されました。");
}
}
このコードでは、以下の手順で文字型を使用しています。
- 文字’A’と’B’を、それぞれのASCIIコードである65と66として定義します。
- if文を使用して、文字’A’が入力されたかどうかを判定します。文字’A’のASCIIコードは65であるため、charAが65と等しい場合にメッセージを出力します。
- 同様に、文字’B’が入力されたかどうかを判定し、charBが66と等しい場合にメッセージを出力します。
このように、文字型は単一の文字を数値として扱うために使用されます。文字の操作や判定が必要な場面で有用です。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません