プログラミングの基本
執筆者
佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)
- Keyword
- プログラミング
変数とデータ型
プログラミングを始める際に最初に理解する必要があるのは、変数とデータ型です。MQL4およびMQL5では、変数はデータを保存するための名前付き領域です。変数を使うことで、プログラム内で値を操作したり保持したりできます。
変数の宣言
変数を使う前に、まず宣言する必要があります。宣言には変数名とデータ型を指定します。
例:
- int number; // 整数型の変数を宣言
- double price; // 小数点数型の変数を宣言
- string name; // 文字列型の変数を宣言
データ型
MQL4とMQL5で使用される主なデータ型には以下のものがあります。
例:
- nt:整数(例:1, 100, -50)
- double:小数点数(例:1.23, -0.456)
- bool:真偽値(例:true, false)
- string:文字列(例:"Hello", “MQL")
基本的な文法
プログラミングの基本として、条件分岐やループなどの構造を理解することが重要です。これらを使うことで、複雑なロジックを実装できます。
条件分岐
条件分岐は、特定の条件に基づいて異なる処理を実行するために使用されます。最も一般的な条件分岐は「if文」です。
- if文
- int number = 10;
if (number > 5) {
Print(“Number is greater than 5");
} else {
Print(“Number is 5 or less");
}
ループ
ループは、同じ処理を繰り返し実行するために使用されます。「forループ」と「whileループ」が一般的です。
- forループの例
- for (int i = 0; i < 10; i++) {
Print(“Iteration: “, i);
}
- whileループの例
- int j = 0;
while (j < 10) {
Print(“Iteration: “, j);
j++;
}
関数の定義と使用
関数は、特定の処理をまとめたコードブロックです。関数を使うことで、コードの再利用性が高まり、プログラムをより整理できます。
関数の定義
関数は、関数名、引数(オプション)、戻り値の型を指定して定義します。
- 引数なし、戻り値なしの関数
- void MyFunction() {
Print(“Hello from MyFunction");
}
- 引数あり、戻り値ありの関数
- int Add(int a, int b) {
return a + b;
}
関数の使用
定義した関数は、その名前を呼び出すことで使用できます。
- 関数の呼び出し
- MyFunction();
- 戻り値を受け取る関数の呼び出し
- int result = Add(5, 3);
Print(“Result of Add: “, result);
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