AccountEquity関数(MQL4)|有効証拠金の取得

2024年10月1日

執筆者

佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)

MetaTrader 4(MT4)でトレードを行う際には、有効証拠金を常に把握しておくことが重要です。有効証拠金は、現在の残高に未決済の利益や損失を加えた金額で、トレードの資金管理やリスク管理において重要な指標となります。MQL4では、`AccountEquity` 関数を使用して有効証拠金を簡単に取得できます。

AccountEquity関数を使って有効証拠金を取得する方法

コード例

以下のコードは、有効証拠金を取得し、その結果をターミナルウィンドウに表示するシンプルなスクリプトです。

有効証拠金を取得するスクリプト例
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//|                                                  AccountEquity.mq4 |
//|                        Copyright 2024, MetaQuotes Software Corp. |
//|                                           https://www.metaquotes.net |
//+——————————————————————+
void OnStart()
  {
  // 有効証拠金を取得
  double equity = AccountEquity();
 
  // 有効証拠金を表示
  Print(“有効証拠金: “, equity);
  }
//+——————————————————————+

コードの解説

void OnStart()
この関数はスクリプトが開始されるときに最初に呼び出されます。
double equity = AccountEquity();
`AccountEquity` 関数を使用して、有効証拠金を取得し、それを `equity` 変数に格納します。
Print(“有効証拠金: “, equity);
`Print` 関数を使用して、取得した有効証拠金をターミナルウィンドウに表示します。

活用方法

有効証拠金を取得することは、以下のような状況で非常に役立ちます。

  • リスク管理: 現在の有効証拠金を確認することで、リスクを管理し、過度なトレードを避けることができます。
  • 資金管理* 取引の前後に有効証拠金をチェックすることで、適切な資金管理を行うことができます。
  • 自動売買システム: 自動売買システムに組み込むことで、システムが現在の有効証拠金に基づいてトレードを調整することができます。

有効証拠金を取得する方法を理解することで、より効果的なトレード管理が可能になります。次回のトレードから、是非この方法を活用してみてください。

MQL4

Posted by 佐川直弘