ObjectSetText関数(MQL4)|テキストの文字列を設定

2024年8月31日

MetaTrader4(MT4)では、テキストの文字列を設定することで、チャート上に表示されるテキストをカスタマイズすることができます。この記事では、テキストの文字列を設定する方法について、初心者向けにわかりやすく解説します。

ObjectSetText関数|テキストの文字列を設定する方法

テキストの文字列を設定するには、`ObjectSetText`関数を使用します。この関数を使うことで、作成したテキストオブジェクトやラベルオブジェクトに対して、文字列やフォントサイズ、フォント、文字色を設定することができます。

以下は、`ObjectSetText`関数の基本的な仕様です。

ObjectSetText関数の仕様
bool ObjectSetText(
    string name,        // 図形名称
    string text,        // テキストの文字列
    int font_size,      // フォントサイズ(単位:ポイント)
    string font=NULL,   // フォント
    color text_color=CLR_NONE // 文字色
);

この関数は、テキストの設定に成功すると `true` を返し、失敗すると `false` を返します。エラーが発生した場合は、`GetLastError` 関数を使ってエラー情報を取得できます。

以下は、`ObjectSetText`関数を使ってテキストの文字列を設定するサンプルコードです。

テキスト設定の例
// テキストオブジェクトに文字列を設定
ObjectSetText(“text_object", “Hello world!", 10, “Arial", Blue);

このサンプルコードでは、`text_object` という名前のテキストオブジェクトに対して、「Hello world!」という文字列を設定し、フォントサイズを10ポイント、フォントを “Arial"、文字色を青色に設定しています。

以下は、よく使われるフォントと色の一部です。

よく使われるフォントと色
– フォント:Arial, Verdana, Times New Roman, Courier New
– 色:Red, Green, Blue, Yellow, Black, White

これらのフォントや色を適切に設定することで、チャート上のテキストをより見やすくカスタマイズすることができます。

まとめ

MetaTrader4の`ObjectSetText`関数を使えば、チャート上のテキストの文字列を簡単に設定できます。これにより、トレーダーはチャートをより視覚的に理解しやすくなり、取引の精度を向上させることができます。初心者の方も、この記事を参考にぜひテキスト設定に挑戦してみてください。

MQL4

Posted by 佐川直弘