トラブルシューティング

アカウント情報を取得する際に、初心者が直面しがちなエラーとその解決方法について解説します。ここでは、MetaTrader 4(MT4)でよく発生するエラーを取り上げ、それぞれの対策を紹介します。

よくあるエラーと対策

エラー例 1: “Invalid Account" エラー

発生原因
アカウント情報を取得しようとした際に、アカウントが無効であることを示すエラーです。これは、ログイン情報が正しくない場合や、アカウントがブローカーによって無効化されている場合に発生します。
対策
まず、ログイン情報(アカウント番号、パスワード、サーバー情報)を再確認してください。正しい情報を入力しているか確認し、再度ログインを試みます。 アカウントが有効であることを確認するために、ブローカーに連絡してみてください。
スクリプトの例
// ログイン情報を確認する例
if(AccountInfoInteger(ACCOUNT_LOGIN) == 0)
  {
  Print(“Error: Invalid Account");
  }
else
  {
  Print(“Account is valid. Account Number: “, AccountInfoInteger(ACCOUNT_LOGIN));
  }

エラー例 2: “No Connection" エラー

発生原因
MT4がインターネットに接続できない場合に発生するエラーです。ネットワーク接続が不安定な場合や、ブローカーのサーバーがダウンしている場合に発生します。
対策
インターネット接続を確認してください。Wi-Fiや有線接続が正常に機能しているか確認します。ブローカーのサーバーが稼働しているか確認するために、他のトレーダーやブローカーに連絡してみてください。
スクリプトの例
// インターネット接続を確認する例
if(IsConnected() == false)
  {
  Print(“Error: No Connection");
  }
else
  {
  Print(“Connected to the server.");
  }

エラー例 3: “Not Enough Rights" エラー

発生原因
アカウントが必要な権限を持っていない場合に発生するエラーです。例えば、デモアカウントではアクセスできない情報にアクセスしようとした場合に発生します。
対策
アカウントの権限を確認してください。必要な情報にアクセスするために、ライブアカウントを使用しているか確認します。ブローカーに連絡して、必要な権限が付与されているか確認してください。
スクリプトの例
// 権限を確認する例
if(AccountInfoInteger(ACCOUNT_TRADE_ALLOWED) == 0)
  {
  Print(“Error: Not Enough Rights");
  }
else
  {
  Print(“Account has sufficient rights.");
  }

エラー例 4: “Market Closed" エラー

発生原因
市場が閉じているときに注文を出そうとした場合に発生するエラーです。市場が休業日や時間外である場合に発生します。
対策
市場の開閉時間を確認し、取引時間内に注文を出すようにしてください。
スクリプトの例
// 市場の開閉時間を確認する例
datetime serverTime = TimeCurrent();
if(TimeDayOfWeek(serverTime) == 0 || TimeDayOfWeek(serverTime) == 6)
  {
  Print(“Error: Market Closed");
  }
else
  {
  Print(“Market is open.");
  }

MQL4

Posted by 佐川直弘