為替相場はランダムウォーク!?
「相場の値動きは、どの時点においても長期的にも短期的にも
”上昇と下降の可能性”がほぼ同じであり、独立した事象であるから、
過去のトレンドやデータによって将来の値動きを予測することは不可能である」
… とするのがランダム・ウォーク理論です。
しかしこれはあくまでも数学的に厳密なランダム・ウォークであることが前提で、
相場には少なからず「上昇と下降の可能性がその逆に対して、
明らかに確率的優位性が高いポイント(あるいは時間)があります。
・金融市場のゆらぎのメカニズムを物理学で解明
・アインシュタインの「揺動散逸関係」は金融市場でも成立している – 東工大/
行き当たりばったり、無作為にエントリー/イグジットを繰り返すどのようなEAにおいても、
試行回数を増やすことで、収支は ±0(プラマイゼロ) に収束します。
これは、理にかなった売買ロジックでなければ、ブローカーに有利な(=投資家にとって不利な)シチュエーション(≒スプレッド、スリッペ-ジ、未約定、他)により、徐々に資産が削られることを意味します。
海外フォーラムのソースコードが公開されているフリーEAや、情報商材として販売されているトレードタイプEAには、
利益を積み上げるためのエッヂが足りないものが、そのほとんどを占めています。
今現在勝っているEA、これまで利益を積み上げたEAは、後に同じだけのドローダウンを喰らい、逆に今負けているEAがそのうち勝ち始めるのです。
未来を担保するためには、過去の様々な相場に照らし合わせ、どのようなシーンであってもワークすることが重要であると考えます。
我々が目指すのは、投資家にとって不利な(=ブローカーに有利な)シチュエーションを遥かに上回るエッヂを有するEA群による運用です。