MQL4の年、月、日、時、分、秒の取得方法

2024年10月1日

執筆者

佐川直弘(株式会社トリロジー取締役)

年、月、日、時、分、秒の取得

年、月、日、時、分、秒をそれぞれ取得する関数

MQL4では、以下の関数を使用して現在の年、月、日、時、分、秒を取得できます:

  • `Year(datetime time)`: 指定した日時の年を取得します。
  • `Month(datetime time)`: 指定した日時の月を取得します。
  • `Day(datetime time)`: 指定した日時の日を取得します。
  • `Hour(datetime time)`: 指定した日時の時を取得します。
  • `Minute(datetime time)`: 指定した日時の分を取得します。
  • `Seconds(datetime time)`: 指定した日時の秒を取得します。

使用例とサンプルコード

以下のサンプルコードは、現在のサーバー時間から年、月、日、時、分、秒をそれぞれ取得して表示する方法を示しています。

サンプルコード
void OnStart()
{
  // 現在のサーバー時間を取得
  datetime serverTime = TimeCurrent();

  // 年、月、日、時、分、秒をそれぞれ取得
  int year = Year(serverTime);
  int month = Month(serverTime);
  int day = Day(serverTime);
  int hour = Hour(serverTime);
  int minute = Minute(serverTime);
  int seconds = Seconds(serverTime);

  // 取得した値を表示
  Print(“年: “, year);
  Print(“月: “, month);
  Print(“日: “, day);
  Print(“時: “, hour);
  Print(“分: “, minute);
  Print(“秒: “, seconds);
}

このコードを実行すると、ターミナルウィンドウに現在のサーバー時間から取得した年、月、日、時、分、秒がそれぞれ表示されます。

サンプルコードの実行結果

  • 年: 2024
  • 月: 6
  • 日: 30
  • 時: 12
  • 分: 45
  • 秒: 30

このように、MQL4では簡単に現在の日時情報を取得することができます。これを活用することで、トレード戦略を時間に基づいて柔軟に制御することが可能になります。次回は、日時型から特定の値を取り出す方法について詳しく見ていきます。

MQL4

Posted by 佐川直弘