通貨ペア
執筆者
【執筆】株式会社トリロジー
【登録】財務省近畿財務局長(金商)第372号
【加入】日本投資顧問業協会 会員番号022-00269
FX取引で使われる通貨ペアについて詳しく解説します。
通貨ペアとは
FX取引では、2つの通貨を交換する形で取引が行われます。この2つの通貨の組み合わせを「通貨ペア」と呼びます。通貨ペアは一般的に「XXX/YYY」の形式で表され、左側の通貨を「基軸通貨」、右側の通貨を「決済通貨」と呼びます。
例えば、USD/JPY(米ドル/円)の場合、USDが基軸通貨、JPYが決済通貨となります。この場合、為替レートは1米ドルあたり何円かを示します。
主要な通貨ペア
FX市場で取引量が多く、メジャーとされる通貨ペアには以下のようなものがあります。
- USD/JPY(米ドル/円)
- EUR/USD(ユーロ/米ドル)
- GBP/USD(英ポンド/米ドル)
- EUR/JPY(ユーロ/円)
- AUD/USD(豪ドル/米ドル)
- USD/CHF(米ドル/スイスフラン)
これらの通貨ペアは流動性が高く、スプレッド(売値と買値の差)が狭いのが特徴です。
- スプレッド = Bid(ビッド)価格 ー Ask(アスク)価格
通貨ペアの分類
通貨ペアは一般的に以下のように分類されます。
- メジャー通貨ペア:主要先進国の通貨同士の組み合わせ
- コモディティ(商品)通貨ペア:資源国の通貨を含む組み合わせ
- クロス通貨ペア:米ドルを含まない通貨の組み合わせ
初心者におすすめの通貨ペア
FX初心者には以下の通貨ペアがおすすめされることが多いです。
- USD/JPY (米ドル/円):最も取引量が多く、情報も得やすい
- EUR/USD (ユーロ/米ドル):世界最大の取引量を誇る通貨ペア
- EUR/JPY (ユーロ/円):ボラティリティが高く、トレンドが出やすい
これらの通貨ペアは流動性が高く、比較的安定した値動きを示す傾向があります。
通貨ペアの選び方
通貨ペアを選ぶ際は、以下の点を考慮することが重要です。
- 取引量が多い通貨ペアを選ぶ
- スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶ
- ボラティリティ(価格変動の大きさ)を考慮する
- 情報が取得しやすい通貨ペアを選ぶ
- 自分の取引スタイルに合った通貨ペアを選ぶ
注意点
- 通貨ペアごとに異なる流動性に注意する
- 高金利通貨ペアはリスクが高い場合がある
- マイナー通貨ペアは変動が大きく、リスクが高い傾向がある
まとめ
FX取引を行う際は、各通貨ペアの特徴をよく理解し、自分の取引スタイルに合った通貨ペアを選択することが重要です。また、常に市場動向や経済指標に注目し、適切なリスク管理を行うことが求められます。
- ドル円(USDJPY)
- ユーロ円
- ポンド円
- オーストリアドル円
- ニュージーランドドル円
- スイスフラン円
- カナダドル円
- ユーロドル
- ポンドドル
- ドルスイスフラン
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