バーネット法

2024年9月19日

執筆者

【執筆】株式会社トリロジー
【登録】財務省近畿財務局長(金商)第372号
【加入】日本投資顧問業協会 会員番号022-00269

バーネット法(Barnett Method、または1326法ともいう)は、カジノゲームやその他のギャンブルにおけるベッティング戦略の一つです。この方法は、連勝時に賭け金を増やし、負けた場合には賭け金を減らしてリスクを管理しつつ利益を狙う戦略です。以下に、バーネット法の詳細について説明します。

ベッティングルールに共通する注意事項
FXにおいて、ベッティングルールはリスクと引き換えの飛び道具です。基本となるトレードロジックのブラッシュアップを抜きに安易に採用するべきではありません。ベッティングルールがロットを上げていくための安直な口実を作ることにもなり、また、海外FX詐欺に利用されていることには注意が必要です
オンラインカジノに共通する注意事項
海外で合法的に運営されているオンラインカジノでも、日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪になるため注意が必要です。

バーネット法の基本概念

基本的なルール

  1. 初期ベットの設定:最初にベットする金額を設定します。これを「1単位」とします。
  2. ベットの増減ルール
  • 1連勝:次のベットは3単位
  • 2連勝:次のベットは2単位
  • 3連勝:次のベットは6単位
  • 負けた場合:最初の1単位に戻ります
  1. 連勝が続く限り、次のベット額を1→3→2→6の順に増やしていきます。連敗や1回でも負けた場合は、最初の1単位に戻ります。
戦数ロット勝敗
1戦目1×
2戦目1
3戦目3
4戦目2
5戦目6
6戦目6
7戦目6
8戦目6×
9戦目1
10戦目3×

バーネット法の利点と欠点

利点

  • 連勝時の利益最大化:連勝が続くと、賭け金が増加し、大きな利益を得ることができます。
  • リスク管理:負けた場合には賭け金を減らすため、大きな損失を避けることができます。
  • 簡単なルール:ベットの増減がシンプルであり、初心者でも理解しやすいのが特徴です。

欠点

  • 連勝が必要:大きな利益を得るためには、連勝が必要です。連勝が続かない場合、利益は小さくなります。
  • 長期的な期待値の低さ:手数料が存在する以上、期待値はプレイヤーに不利であるため、長期的には必ずしも利益を得られるわけではありません。
  • ベット上限の影響:カジノもFXもロットに上限が存在するため、一定の限度を超えるとバーネット法は機能しなくなります。

バーネット法の応用例

カジノ(ギャンブル)での使用
ルーレットやバカラのようなゲームで使用されることが一般的です。例えば、ルーレットで$10を赤に賭け、勝った場合に次は$30、さらに勝った場合は$20、3連勝目には$60を賭けます。負けた場合は、再び$10に戻します。
投資での使用
一部のトレーダーが、株式や通貨取引においてバーネット法を応用することがあります。例えば、レートが上昇トレンドにある場合、利益が出るたびに投資額を増やし、損失が出た場合には投資額を初期額に戻してリスクを管理します。

バーネット法の注意点

  • 適切な資金管理:連勝や連敗が続いた場合に備えて、十分な資金を準備することが重要です。
  • 冷静な判断:感情に左右されず、システムに従って冷静にベット額を調整することが求められます。
  • 長期的な視点:短期的な勝ち負けに一喜一憂せず、長期的な視点で利益を追求することが重要です

まとめ

バーネット法(1326法)は、連勝時に賭け金を増やし、負けた場合には賭け金を減らしてリスクを管理しつつ利益を狙うベッティング戦略です。シンプルで実践しやすい一方で、連勝時に大きな利益を狙える反面、連勝が続かない場合には大きな利益を得るのが難しい点に注意が必要です。適切に運用すれば、リスクを抑えつつ効率的に利益を追求することができますが、適切な資金管理と冷静な判断が重要になります。

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